2024年01月13日
菊池選手が自主トレを公開!
【広島】菊池涼介「“時代”なのか、そういう練習を見なくなった」 守備の達人が若手に求めるものは?
報知新聞社 によるストーリー
打撃練習する広島・菊池涼介 スポーツ報知/報知新聞社
広島・菊池涼介内野手(33)が13日、静岡市内で自主トレを行った。矢野、育成の前川、阪神・熊谷らとの合同トレで、ヤクルト・村上も後日参加する予定。練習後には撮影した映像を見ながら「みんなで意見交換したりしている」と若手からも刺激を受けている。
ただ、チームの後輩全体について問われると「ボクは(キャンプなどで)朝から晩まで泥んこになってやってきた。『時代』なのか、そういう練習をみなくなった」と不満げ。「ノックを受ける体力が足りない。ゼイゼイ言ってる。『2時間、3時間いけるよな』っていう練習をやってみてもいいんじゃないかな」とこぼした。
さらに守備の達人は「聞きに来る若い選手が少ない。守備に興味のある選手が少ない」と寂しそうで「野球の話ができる選手が増えれば(チームは)もっと良くなる」。菊池自身にもそうした守備談議はプラスで「力を貸しながら、借りながら」という環境を求めている。
自主トレに参加している育成・前川は今季3年目だが、当然2軍暮らしのため、ほぼ無縁の仲だった。菊池は「しゃべったこともなかったのに『お願いします』と言ってきた」と喜んで受け入れた。そうした“野球仲間”が増えるのは大歓迎。ニコリと笑って「怖くはないと思うんで」と呼びかけた。
菊池選手は毎年静岡市内で自主トレを行っています。
今季の自主トレには、カープから矢野選手と育成の前川選手、阪神の熊谷選手、ヤクルトの村上選手も参加します。
菊池選手は2022年まで10年連続のゴールデン・グラブ賞を受賞していましたが、昨季は残念ながら受賞はなりませんでした。しかし、我々カープファンの中では、昨季も菊池選手がゴールデン・グラブ賞だと思っています。
本文にもありますが、菊池選手は若手選手の守備練習が足りないと嘆いています。朝から晩まで泥だらけになりながらノックを受ける貪欲さが欲しいと訴えています。菊池選手はいわゆる「野球小僧」です。ドリヨシ的には同じ匂いがするのが矢野選手だと思います。彼なら体力の限界まで自身を追い込みながらノックを受ける事が出来るのではないでしょうか。やはり、守備の達人になるためには、血のにじむような努力、練習が必要だという事ですね。
今季から1軍の内野守備走塁コーチに三好匠氏が就任しますが、菊池選手にはその三好コーチを育てる任務が課せられています。菊池選手だからこそ、この任務が課せられたと思います。なので今季は若手選手の育成と、三好コーチの育成の仕事に加えて、菊池選手自身も攻守に活躍して、チームを引っ張っていかなくてはなりません。
菊池選手は野球の名門大学へ進学したかったようですが、経済的な問題で、中京学院大学へ進学しました。野球部で夕方まで練習した後は、パチンコ店でアルバイトをしていたという、いわゆる苦労人です。それだけに、今の若手選手の野球への貪欲さが足りないと訴えています。
ちなみに、育成の前川選手は2021年の育成ドラフト2位で福井県の敦賀気比高からカープに入団しました。攻守両面で高いセンスのある内野手です。前川選手自身、かなりの危機感を抱いたのでしょう、菊池選手に直訴して合同自主トレに参加したようです。
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