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21年前、急性前立腺炎から慢性前立腺炎に移行し、1日中疼痛などがひどく眠れなくなり、会社を辞めて3年ほど試行錯誤の末、ケールの青汁をきっかけに、飲食物や安定剤のおかげでほぼ完治して復職し、再発なく現在に至ります。ケールの青汁が役立ったことを平成15年当時にHPを立ち上げて情報発信しましたがその当時は誰も信じてくれませんでした。
プロフィール

2011年04月19日

香りの癒し効果



 脳科学の知識のある人であれば知っていることだが、

脳内の神経細胞は常に稼働して、微弱な生命電流を出している。


人が癒されている状態、リラックスしている状態では

脳内の神経細胞からアルファー波が検出される。

能動、活動状態ではベータ波が検出される。

アルファー波は8〜12Hz(ヘルツ)である。

ヘルツとは1秒間の間の波の振幅回数であるから

1秒間に8〜12回の波の振幅の生命電流を発していることになる。

ベータ波には12Hz以上のものをいう。

脳内細胞が能動的に活動状態で発生し、

12〜15Hz、15〜18Hz、19Hz以上の3種に分類される。


以上の脳波は通常、体内状態及び周辺環境、精神に影響する脳内への
物質(例えば、食事でのブドウ糖量、薬物)などに影響を受ける。

具体的には満腹での食後のリラックス状態、向精神病薬の投与で変化する。
また、不愉快な事があったり、心配事があったりするとアルファー波は減少する。

しかし、向精神病薬等を使わずに脳内にアルファー波を発生させ、

こころを癒す方法がある。

それは、香りを嗅ぐ方法である。

人の神経の興奮の抑制には前述したような、薬物投与や満腹感などのように

物質を使う方法は、体内への物質摂取によって生じるが、

香りを嗅ぐ行為は、鼻の奥の嗅球(きゅうきゅう)という細胞組織で、

空気中に浮遊する分子を感知し、脳内に直接情報伝達されることによっておきる。


ここで重要なことは香りであれば何でも良い訳ではないことだ。


たばこのヤニ臭、汗の臭い、食用使用済み油臭、靴の臭い

これらの不快臭では当然ながらアルファー波は出ない。


ズバリ、アルファー波が出て、神経の興奮が静まり、癒され、

こころが清くなる香りは

生花の花の香り、レモン等の柑橘類の皮、ラベンダーの香りなどだ。

一部の化学芳香剤にもリラックス、癒し効果があるが、

生花や柑橘類のような自然の香りにはかなわない。

したがって、こころを清く、安らぎを得たいならば上記の香りを嗅ぐことだ。

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posted by kobu at 14:30| 脳科学と体調