脳科学の知識のある人であれば知っていることだが、
脳内の神経細胞は常に稼働して、微弱な生命電流を出している。
人が癒されている状態、リラックスしている状態では
脳内の神経細胞からアルファー波が検出される。
能動、活動状態ではベータ波が検出される。
アルファー波は8〜12Hz(ヘルツ)である。
ヘルツとは1秒間の間の波の振幅回数であるから
1秒間に8〜12回の波の振幅の生命電流を発していることになる。
ベータ波には12Hz以上のものをいう。
脳内細胞が能動的に活動状態で発生し、
12〜15Hz、15〜18Hz、19Hz以上の3種に分類される。
以上の脳波は通常、体内状態及び周辺環境、精神に影響する脳内への
物質(例えば、食事でのブドウ糖量、薬物)などに影響を受ける。
具体的には満腹での食後のリラックス状態、向精神病薬の投与で変化する。
また、不愉快な事があったり、心配事があったりするとアルファー波は減少する。
しかし、向精神病薬等を使わずに脳内にアルファー波を発生させ、
こころを癒す方法がある。
それは、香りを嗅ぐ方法である。
人の神経の興奮の抑制には前述したような、薬物投与や満腹感などのように
物質を使う方法は、体内への物質摂取によって生じるが、
香りを嗅ぐ行為は、鼻の奥の嗅球(きゅうきゅう)という細胞組織で、
空気中に浮遊する分子を感知し、脳内に直接情報伝達されることによっておきる。
ここで重要なことは香りであれば何でも良い訳ではないことだ。
たばこのヤニ臭、汗の臭い、食用使用済み油臭、靴の臭い
これらの不快臭では当然ながらアルファー波は出ない。
ズバリ、アルファー波が出て、神経の興奮が静まり、癒され、
こころが清くなる香りは
生花の花の香り、レモン等の柑橘類の皮、ラベンダーの香りなどだ。
一部の化学芳香剤にもリラックス、癒し効果があるが、
生花や柑橘類のような自然の香りにはかなわない。
したがって、こころを清く、安らぎを得たいならば上記の香りを嗅ぐことだ。
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