広島、球団タイ記録の開幕6連勝 新4番マクブルームV打、救援陣0封リレー
3/31(木) 21:14
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ベースボールキング
広島の新外国人ライアン・マクブルーム (C)Kyodo News
○ 広島 3 － 2 阪神 ●
＜3回戦・マツダスタジアム＞
広島が鮮やかな逆転勝ち。1993年以来、29年ぶり2度目の開幕6連勝を達成した。
打線は阪神先発・秋山の前に4回まで無安打。それでも2点を追う5回、4番・マクブルーム、5番・坂倉の連打で無死一、三塁の好機を作り、一死後、7番・末包の遊ゴロに間に1点差に迫った。なおも二死二塁で8番・上本が左前適時打を放ち同点。6回は一死から2番・菊池涼の左前打と3番・小園の投犠打で二死二塁とし、マクブルームが左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち勝ち越した。
今季初登板の先発・玉村は、8安打を浴びるも5回2失点の粘投。6回以降は塹江、島内、中﨑、栗林が1イニングずつ無失点リレー。2番手の塹江が今季初勝利、栗林は今季2セーブ目を記録した。
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今日もカープの素晴らしい粘りの野球で阪神を破り、２カード連続の３タテで、1993年以来、球団タイ記録となる開幕６連勝を飾りました。
先発の玉村投手は５回２失点でした。右膝付近に打球を受けるアクシデントがありながらも、先発の役割を果たしました。
３回、先頭の阪神糸原選手の打球を右膝付近に受け、痛みをこらえて１塁へ送球しアウトにしました。その後、激痛に顔をゆがめながらベンチへ引き揚げました。それでもマウンドへ戻ると、キレのあるストレートを軸に後続を打ち取りました。
５回に阪神佐藤選手にタイムリー２ベースを浴びましたが、後続をきっちり仕留めて最少失点で切り抜けました。直後の攻撃で代打を送られ降板しましたが、粘りのピッチングを見せてくれました。ドリヨシ的にはおとといの九里投手と同様、玉村投手に勝ちをつけてあげたかったですね。
今日は２番手以降のリリーフ陣が０封リレーを見せてくれました。６回は塹江投手、７回は島内投手、８回は中崎投手、そして９回は守護神の栗林投手が阪神打線を抑えました。2022年版の勝ちパターンのリレーが完成しました。今季は勝ちパターンの継投がしっかりしていますので、逆転勝利の試合が増えるのではないかと思います。
今日の試合も逆転勝利でした。阪神先発の秋山投手に４回までノーヒットに抑えこまれていましたが、０－２で迎えた５回、先頭のマクブルーム選手がこの日チーム初安打となるレフト線への２ベースを放ち、続く坂倉選手がライト前ヒットで１、３塁のチャンスを作りました。１アウト後、末包選手のショートゴロの間に３塁ランナーが生還して１－２。続く絶好調の上本選手がレフト前タイムリーを放ち、２－２の同点に追いつきました。上本選手はこの前の３回での打席でセーフティーバントをして、１塁へヘッドスライディングするも、残念ながらアウトになりました。しかし、このプレーは他の選手、カープのチーム全体を鼓舞することになりました。今日も影のMVPは上本選手ですね。
６回、１アウトから菊池涼介選手がレフト前ヒットで出塁。小園選手が送りバントを決めて２アウト２塁とし、続くマクブルーム選手がレフトフェンス直撃のタイムリー２ベースを放ち、３－２と勝ち越しに成功しました。マクブルーム選手はバッティングフォームが崩れないですね。自身のタイミングでしっかり待って、広角に打てる技術を持っています。まだ１軍出場３試合目ですが、マクブルーム選手はある程度数字を残してくれるのではないかと思います。
チームは開幕６連勝です。誰がここまでの快進撃を予想したでしょうか。明日は球団記録の開幕７連勝をかけての試合になります。明日からはバンテリンドームでの中日との３連戦です。明日のカープの先発は大瀬良投手です。安定したピッチングに期待しましょう。中日は大野投手です。簡単には点は取れないので、大瀬良投手がどれだけ粘れるかがカギになりそうです。今の打線の粘りがあれば、大野投手も攻略できるでしょう。
