広島が４年ぶりの開幕３連勝！９回２死大逆転 西川が決勝の３点三塁打
3/27(日) 17:32
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デイリースポーツ
９回、西川は中越えに３点三塁打を放つ（撮影・佐々木彰尚）
「ＤｅＮＡ６−７広島」（２７日、横浜スタジアム）
広島が土壇場の逆転劇で、４年ぶりの開幕３連勝。九回２死、西川が満塁走者一掃の３点三塁打を放ち、試合をひっくり返した。
鈴木誠也が抜けた穴を全員でカバーした。五回は代打・長野の２点適時打などで逆転。再びリードを奪われたが、九回に山崎に食らいつき、チーム一丸で勝利を引き寄せた。３連戦で２８得点と、猛打が光った。
ＤｅＮＡは守護神・山崎が誤算。牧、佐野、宮崎が一発を放ったが、開幕カードの３連敗は１３年ぶりの屈辱となった。
まさか、まさかの開幕３連勝です。今日は選手一丸の勝利だったと思います。こうした接戦をモノにする事ができれば、今季のカープは強くなります。
打線は４回までDeNA先発の坂本投手にパーフェクトに抑えられてしまいました。これは坂本投手に完封されるのではないかと心配しました。しかし、今のカープ打線は違います。０−２で迎えた５回、２アウト１、２塁から上本選手がレフトオーバーのタイムリー２ベースを放ち１−２。なお２、３塁で続く代打の長野選手がセンター前へ２点タイムリーを放ち３−２と逆転しました。さらに西川選手がライトオーバーのタイムリー２ベースを放ち４−２としました。このイニングも２アウトからの得点で、打線のつなげる意識の高さを感じます。
その後DeNAに４−５と再び逆転を許した直後の９回、DeNAは抑えに山崎投手を登板させました。山崎投手は完璧でない状態だけに、漬け入るチャンスはあります。先頭の坂倉選手がショートへの内野安打で出塁。続く代打の堂林選手はショートゴロの併殺崩れで１塁に残りました。DeNAとしては、ここで併殺が取れなかったのが痛かったですね。続く代打の會澤選手はサードゴロで２アウト２塁になります。続く上本選手はセカンドへの内野安打で１、３塁。続く長野選手は四球を選び２アウト満塁となりました。長野選手はベテランらしく落ち着いてましたね。そして続く西川選手がカウント１−１からのツーシームをジャストミート！打球はセンターの頭上を越える走者一掃のタイムリー３ベースとなり、７−５となりました。西川選手はツーシームを狙っていたそうです。低めの難しい球だったと思いますが、よく打ってくれました。
投げては先発の遠藤投手が４回を４安打２失点の粘りのピッチングでした。３回１アウトから、DeNA坂本投手にセンター前へ初安打を許し、続くDeNA桑原選手に左中間への２ベースを浴びて２、３塁のピンチを招きました。続くDeNA楠本選手にチェンジアップをライト線へ運ばれ、２点タイムリーとなり、先制を許しました。
４回はノーアウト２塁と再びピンチを背負いましたが、なんとか無失点に切り抜けました。
５回は代打に長野選手が送られたため降板となりましたが、ドリヨシ的にはなんとか粘れたかなと思います。
５回、６回は２番手にコルニエル投手が登板しましたが、やはり心配していた被弾を食らってしまいました。４−２で迎えた５回はDeNA佐野選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて４−３。６回はDeNA宮崎選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて４−４の同点とされました。コルニエル投手の課題のコントロールが再び浮き彫りになりました。ソロホームラン２本だったのが不幸中の幸いでしょうか。
７回は３番手に塹江投手が登板しました。DeNA楠本選手に２ベースを浴びましたが、無失点に抑えました。
８回は４番手に中崎投手が登板しましたが、先頭のDeNA牧選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて、４−５と勝ち越されました。初球を叩かれているだけに、不用意な１球だったと思います。コルニエル投手の２被弾と中崎投手の１被弾は、避けることは出来たと思います。その点、キャッチャーの坂倉選手のリード面に疑問が残ります。
７−５で迎えた９回は守護神の栗林投手が登板しました。しかし、今季初登板の影響なのか、制球がままならず、四球を２つ与えました。２アウト１、２塁からDeNA牧選手にレフト前タイムリーを浴びて７−６と１点差に迫られました。しかし、続くDeNA宮崎選手をファーストファウルフライに打ち取り、試合終了。ハラハラドキドキの展開でしたが、接戦をモノにしました。
これでカープは開幕３連勝です。2018年以来４年ぶりとなります。今日の勝ちは非常に大きいと思います。
さて、次は２９日からマツダスタジアムで阪神との３連戦です。阪神は開幕３連敗と元気がありません。この間に阪神にも３タテしたいところです。一気に開幕ダッシュと行きましょう！
