【広島】６位ルーキー末包昇大「１年目からガツガツガッツ」３安打猛打賞で最高のデビュー
3/25(金) 22:29
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日刊スポーツ
DeNA対広島 初出場で猛打賞の活躍を見せた広島末包（右）は佐々岡監督との記念撮影に笑顔（撮影・足立雅史）
＜DeNA3−11広島＞◇25日◇横浜
広島ドラフト6位の末包昇大（すえかね・しょうた）外野手（25）が4打数3安打猛打賞で期待に応えた。
DeNAとの開幕戦（横浜）に「7番右翼」で出場。球団では06年の梵英心以来となる新人スタメンをつかむと、いきなり存在感を見せた。0−0の2回1死一、三塁。DeNA先発東に1−2と追い込まれたが、低めのチェンジアップにくらいついた。腕を伸ばして拾った打球は、左前にはずんだ。「初めての打席でヒットが出てプロ野球選手としていいスタートが切れた。初物づくしでよく頑張った」。初適時打に一塁上で右腕を突き上げた。
相手先発の東には「いいイメージ」を抱いていた。東洋大3年時に当時立命大4年の左腕と対戦していた。二塁打と本塁打を放っており「大学時代の自慢が唯一それ」と胸を張っていた。3−0の4回先頭でも東の高めカットボールを左翼フェンス上段に直撃させる二塁打で出塁。大学時代からの相性の良さをプロでも発揮した。
ルーキーのバットは2安打では止まらなかった。7点リードの6回1死一、二塁では中前打を放ち、3安打猛打賞。球団新人の開幕戦での猛打賞は2リーグ制後では、58年古葉、森永以来3人目の快挙。末包の初適時打を皮切りに、チームは先発全員安打の17安打11得点。「1年目からガツガツガッツでやっていきたい」。即戦力ルーキーが最高の公式戦デビューを飾った。【前山慎治】
▼ルーキー末包が決勝点となる先制適時打を含む3安打。新人の開幕戦猛打賞は18年藤岡裕（ロッテ）以来で、広島では58年の古葉と森永以来64年ぶり3人目。開幕戦でV打の新人は16年柴田（DeNA）以来で、広島では球団初になる。なお、2リーグ制後の新人で開幕戦で「猛打賞＋V打」を記録したのは、56年穴吹（南海）97年小坂（ロッテ）に次ぎ3人目。セ・リーグの新人では初めてだ。
正直、勝ってホッとしました。オープン戦の貧打線がウソのように今日は活発でした。１７安打１１得点の快勝でした。中でも、開幕スタメンを勝ち取ったドラ６ルーキーの末包選手が、初打席初安打初打点を含む３安打をマーク。球団の新人では1958年の古葉選手、森永選手以来６４年ぶりとなる開幕戦猛打賞に輝きました。
２回、１アウト１、３塁で、DeNA先発の東投手のアウトコース低めのチェンジアップを片手で拾ってレフト前タイムリーとなり先制点を奪い、2006年の梵選手以来となる開幕スタメンの抜擢に応えました。４回はレフトフェンス直撃の２ベース。６回はストレートをセンター前へ弾き返しました。
末包選手はオープン戦全１６試合に先発し、打率.177で、ドリヨシはファーム調整からスタートする方がベターだと思っていました。しかし、今日は見違える働きで、大変失礼しました。今日は結果でアピールできましたが、明日の試合が大事になります。明日の試合で結果を出せば、末包選手のクリーンアップでの起用も考えていいのかもしれません。末包選手、おめでとうございます！
あと、今日の試合のポイントとなったのは、６回表の攻撃、１アウト１、３塁で、菊池涼介選手が１塁線にセーフティースクイズを成功させ、４−１とリードを広げました。この１点で打線に勢いをつけました。やはり、菊池涼介選手は２番がベストですね。
投げては先発の大瀬良投手がエースらしいピッチングを見せてくれました。６回２／３、109球を投げて６安打６奪三振３失点でした。気合いの入った姿勢を投打で見せてくれました。１回、DeNA佐野選手への初球で150キロを計測しました。２アウト１塁でDeNA牧選手に投じたインコースのストレートは會澤選手の構えたところにズバッと決め、見逃し三振を奪うと、７回途中までマウンドを守りました。２回の攻撃ではレフト前タイムリーを放ち、バットでも貢献しました。さすがは我らが広島東洋カープのエースですね。
７回途中からは塹江投手、８回は島内投手、９回は中崎投手が締めました。特に中崎投手が素晴らしいピッチングでした。ストレートにキレと威力が戻ってきました。接戦の場合は栗林投手につなぐセットアッパーとして、セーフティーリードの時は抑えとしての活躍が期待されます。
さて、明日はデーゲームで行われます。カープは森下投手、DeNAは大貫投手が先発します。カープ打線はDeNA大貫投手はあまり得意としていません。なので森下投手がどれだけ我慢できるかがカギになりそうです。
