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【広島】DeNAに痛恨敗戦で3位に1差接近 2位でのCS進出に暗雲 7・16以来の肉薄
9/20(水) 20:57配信
スポーツ報知
新井貴浩監督
◆JERAセ・リーグ 広島1―3DeNA(20日・マツダスタジアム)
広島は、2位でのCS突破に痛恨の1敗を喫した。今季最後の直接対決となったDeNAに敗れ、3位まで1ゲーム差は7月16日以来の接近となった。
先発・大瀬良が初回いきなり牧に2ランを浴び、これが決勝点となった。今季イニング別失点は初回の15が最多。初回被弾は3試合連続、今季7度目。8月以降に限れば、7戦のうち5戦で初回被弾を喫しており、先に主導権を渡す苦しい投球で6回途中2失点。自己ワーストをさらに更新する11敗目を喫した。
打線は、DeNAの好投手・東に苦戦。試合前には、秋山が体調不良により「特例2023」対象選手として登録抹消。西川、野間の外野レギュラー全員を欠く打線は、4回まで無安打。5回1死から5番・末包が、チーム初安打となる右越え二塁打を放ったが、得点に結び付かず。DeNAの9番・東の左前適時打で3点ビハインドに広がった7回は矢野と小園の連打で無死一、三塁とし、4番・堂林の遊撃適時内野安打で1点を返した。だが、なおも無死一、二塁の好機で末包、マクブルーム、デビッドソンが走者を進めることもできずに凡退した。
残り6試合に全勝しても、DeNAが残り9試合に全勝すれば、順位は入れ替わる。休養日2日を挟み、23日は4位・巨人と敵地で今季最終戦。2位でのCS進出に全力を注いでいく。
報知新聞社
チーム状態は今季最悪だと思います。今日は秋山選手が発熱で「特例2023」で登録抹消となり、主力選手がほとんどいない中で、苦しい戦いが続きます。しかし、大瀬良投手は何故被弾が多いのでしょうか。エースの称号は剥奪ですね。
先発の大瀬良投手は1回表に先頭のDeNA大田選手に四球、桑原選手に送りバントを決められ、佐野選手は空振り三振に取るも、牧選手に左中間スタンドへ2ランを浴びて先制を許しました。結局これが決勝点になりました。大瀬良投手は3試合連続で初回に被弾した形になりました。
打線はDeNA先発の東投手に対し、中村奨成選手を1番センター、矢野選手を2番セカンド、堂林選手を4番、末包選手を5番、マクブルーム選手を6番、デビッドソン選手を7番に入れるオーダーを組みました。
その東投手に対し、打線は3回までパーフェクトに抑えられました。
大瀬良投手は4回表1アウトからDeNA牧選手に四球、宮崎選手にヒットでつながれ1アウト1、2塁とされましたが、DeNAソト選手をショートゴロ併殺打に仕留めました。
打線は5回裏、1アウトから末包選手がチーム初出塁となる2ベースを放ちましたが、マクブルーム選手は空振り三振、デビッドソン選手はセカンドゴロに終わりました。
大瀬良投手は6回表、1アウトからDeNA桑原選手にヒット、佐野選手をライトフライに取ったところで降板しました。代わったアンダーソン投手がDeNA牧選手をレフトフライに打ち取りました。
大瀬良投手は5回2/3、90球を投げて3安打、2四球、3奪三振の2失点で降板しました。数字の上ではまずまずのような感じがしますが、大瀬良投手らしくないピッチングだったと思います。立ち投げはもちろん、今度は横にブレ始めました。最悪のピッチングフォームになっています。相手がDeNAの東投手だけに、先取点を取られてはいけない中で、いきなり被弾とは…。これではチームが勢いづきませんね。
7回表は矢崎投手が登板しましたが、DeNA宮崎選手と林選手にヒットを打たれ、2アウト1、2塁とされ、DeNA東投手にレフト線に痛恨のタイムリーを許し、0−3とされました。DeNA東投手はバッティングがいいのを把握していたのでしょうか。当てるのがうまいので、インコースに厳しく攻めるべきだったと思います。
7回裏、先頭の矢野選手がセンター前への2ベース、小園選手のファーストへの内野安打でノーアウト1、3塁のチャンスを迎えました。続く堂林選手がショートへのタイムリー内野安打を放ち、1−3となりました。なおノーアウト1、2塁で末包選手は空振り三振、マクブルーム選手はライトフライ、デビッドソン選手は空振り三振に倒れ、追い上げられませんでした。末包選手はまだ仕方ないにしても、両外国人選手の不調はシーズン最後までチームに響きました。
8回表は島内投手が登板し、1アウトからDeNA佐野選手にヒット、牧選手に四球を与えて1、2塁とされましたが、DeNA宮崎選手をセカンドゴロ併殺打に仕留めました。
8回裏はDeNAウェンデルケン投手に対し、2アウトから田中選手がヒットも、矢野選手は見逃し三振に終わりました。
9回表は栗林投手が登板し、DeNAソト選手にヒット、山本選手に送りバントを決められ、1アウト2塁とされましたが、DeNA林選手、代打大和選手は打ち取りました。
9回裏はDeNA守護神の森原投手に対し、小園選手はサードファウルフライ、堂林選手は空振り三振、末包選手はセンターフライに倒れ、試合が終わりました。
チームは2連敗で貯金が9になりました。3位DeNAと1ゲーム差になり、今日の敗戦でカープの自力2位の可能性が消滅しました。DeNAの勝敗と比較することになります。残り6試合、カープは全部勝たなくてはなりません。
明日、あさっては試合がありません。次の試合は23日、東京ドームで読売と対戦します。読売もCSに望みがあるので、必死に来ると思います。タフな試合になるのは間違いないでしょうが、一戦必勝で頑張って欲しいですね。