【カープ】サヨナラ勝ち逃し引き分け 阪神戦の開幕10連勝は持ち越し
6/23(木) 23:15
配信
中国新聞デジタル
九回、阪神2死二塁、近本に同点打を浴び、悔しがる栗林（右）
【広島3―3阪神】（23日、マツダ）
広島東洋カープは勝ち切れず、阪神戦の開幕10連勝は持ち越しとなった。
プロ初の3連投に臨んだ栗林良吏が、あと1死でつかまった。3―2の九回に登板。内野安打と犠打などで2死二塁とされた。2ボール2ストライクから低めのフォークを3番近本に右前にはじき返され、追い付かれた。
打線は延長十回2死一塁から菊池涼介が左翼線を破る一打を放ち、一塁走者の中村奨成が一気に本塁を狙った。しかし、三塁を回ったところで足がもつれて転倒し、タッチアウトとなった。
十二回は2死満塁と攻め立てたが、菊池が放った左翼への飛球はフェンス手前で失速。サヨナラ勝ちを逃した。
中国新聞社
勝ちまであと１人という所まで来ていましたが、土壇場で同点に追いつかれ、ドローとなりました。
先発のアンダーソン投手は１回表、阪神中野選手のファーストゴロの打球をマクブルーム選手が失策。さらにアンダーソン投手の暴投などでノーアウト２、３塁のピンチを招きました。続く阪神近本選手にタイムリーを浴び、さらにプロ初スタメンのキャッチャー持丸選手のパスボールで２点を先制されました。今日のアンダーソン投手は制球に苦しみながらも初回の２点になんとか抑えました。５回５安打２失点にまとめました。
２番手のドラ２ルーキーの森投手は６回表２アウト２塁から阪神代打梅野選手にセカンドへの内野安打を打たれるも、２塁ランナーの阪神糸井選手が３塁をオーバーラン。菊池涼介選手が刺してピンチを脱しました。３番手のケムナ投手も８回表を無失点に抑えました。
打線は０−２で迎えた５回裏１アウトから中村健人選手が四球で出塁。代打羽月選手のヒットと盗塁などで２アウト２、３塁から上本選手が左中間を破る２点タイムリー３ベースを放ち、２−２の同点に追いつきました。
２−２で迎えた７回裏、持丸選手の代打堂林選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、３−２と勝ち越しました。堂林選手はバッティングの調子がいいだけに、ドリヨシ的にはスタメンで起用して欲しいと思っています。
３−２で迎えた９回表、守護神の栗林投手が登板しました。が、２アウト２塁から阪神近本選手にタイムリーを浴びて３−３の同点に追いつかれました。ドリヨシ的には、栗林投手はプロ初の３連投となりましたが、栗林投手の投入は間違ってないと思います。栗林投手を投入して失点したのは仕方ないと思います。その後２アウト１、２塁から阪神大山選手にライトへの大きな当たりを打たれました。間違いなくライトの頭を越してしまったかと思いましたが、ライトの中村健人選手が曲芸的な体勢でキャッチし、ピンチを救いました。このプレーが今日の試合のポイントとなりました。
試合は延長戦に入りましたが、５番手矢崎投手から、ターリー投手、藤井投手が阪神打線を無失点に抑え、勝ち越しを許しませんでした。今日のリリーフ陣は本当によく粘ったと思います。もっと自信を持って堂々と投げてもらいたいですね。
延長１０回裏、２アウト１塁から菊池涼介選手のレフト線への２ベースも、１塁ランナーの代走中村奨成選手が本塁手前で転倒し憤死しました。この場面、仮に転倒せず本塁に突入してもおそらくアウトになっていたと思います。むしろ、ここで代走に曽根選手をなぜ起用しなかったのか、疑問が残ります。
延長１２回、２アウト満塁のチャンスで、菊池涼介選手がレフトへ大きな当たりを放つも、打球が失速し、レフトフライに倒れて試合が終わりました。
今日の試合、勝てる試合でしたが、阪神もかなり必死に戦って来ました。でも、ドリヨシとしてはポジティブにとらえていい試合だったと思います。交流戦の時の試合内容とは全く違って、何かを起こしてくれそうな期待感が持てました。４時間５２分の熱戦、選手の皆さん本当にお疲れ様でした。
さて、明日からは横浜でDeNAとの３連戦です。カープの先発は大瀬良投手です。DeNAの先発は今永投手です。大瀬良投手がどこまで我慢してピッチングできるかがカギになりそうですね。
