2021年04月06日
1回戦@神宮 広島2−0東京ヤクルト 森下投手セ・リーグ完投完封一番乗り!西川選手先制弾!堂林選手タイムリー!
広島森下2連勝「行かせてください」セ完封一番乗り
4/6(火) 22:20
配信
日刊スポーツ
ヤクルト対広島 勝利インタビューを終え、ガッツポーズで写真に納まる森下(撮影・河田真司)
<ヤクルト0−2広島>◇6日◇神宮
広島森下暢仁投手(23)が自身2度目、今季セ・リーグ一番乗りの完封で、開幕2連勝を飾った。
「9回行かせてください」と佐々岡監督に直訴し、向かった2点リードの最終回。1死三塁から、塩見にこの日最速152キロの直球を内角に決めて見逃し三振。最後は元山を直球で二ゴロに斬った。「抑えることができてよかった」。9回6安打無失点で、ヤクルト戦はプロ入り無傷の4連勝だ。
ピンチで強かった。1点リードの6回、2死二、三塁から、前の打席で14度目の対戦で初ヒットを許した村上を迎えた。「4番とか関係なく、点を取られたくなかった」。ギアを上げ、渾身(こんしん)の高め直球で空振り三振。序盤こそ制球を乱したが尻上がりに調子を上げ、着実にアウトを積み重ねた。
能力の高さから、投手陣の中で変化球の投げ方など質問攻めにあう右腕は、学生時代から影響力は大きかった。ドラフト1位栗林とは大学日本代表のチームメート。栗林は「森下が無意識にやっていたんですよね」と当時森下がブルペン入りした際に、プレートの後方から投げ始めていたことにヒントを得た。「捕手が近く感じると思った。これは続けた方がいいのかなと」。そこから栗林のルーティンとなり、現在でも継続している。森下の存在が、栗林を広島へと導いたといっても過言ではない。
昨季新人王の右腕は、開幕から15イニング連続無失点と無敵を誇る。大瀬良、九里ら他の先発陣も快投を続けており「みんなよりも1つでも多く勝てたらという思いで、今シーズン臨んでいます」とニヤリ。6連戦の頭を白星で飾り、チームを2位浮上へ導いた。鯉の背番号18が、覇権奪回の使者となる。【古財稜明】
広島佐々岡監督(森下について)「調子が良くない中で粘り強く投げてくれた。(9回は)本人が『行かせてくれ』と。本当に行きたいという目をしていた。信用してよかった。最高の勝ち方だった」
今日も森下投手はナイスピッチングでした。立ち上がりから序盤は制球にばらつきがありましたが、ここぞと言う時のストレートが生きました。1点を先制した直後の6回裏、2アウト2、3塁のピンチでヤクルト村上選手を迎えました。カウント2−2から高めの144キロのストレートで空振り三振に仕留めました。この1球には森下投手の魂を感じました。
100球を超えて迎えた9回裏、森下投手は志願して続投しました。1アウト3塁のピンチを迎えましたが、ヤクルト塩見選手をMAX152キロのインコースへのストレートで見逃し三振に打ち取り、最後はヤクルト代打元山選手を低めのストレートでセカンドゴロに仕留めて試合が終わりました。森下投手はピンチになった時のギアチェンジがすごいですね。本当に並のピッチャーではありません。これで15イニング連続無失点で開幕2連勝となりました。
打線は0−0で迎えた6回表、西川選手がヤクルト先発のスアレス投手の低めのカットボール。見逃せばボール球に反応し、ライトスタンドへ飛び込む先制のソロホームランを放ち、1−0としました。西川選手らしいバッティングで均衡を破りました。
7回表はヤクルト2番手の大下投手を攻め、代走曽根選手の2盗の後、堂林選手がセンター前タイムリーを放ち、2−0としました。この2点目は大きかったですね。堂林選手は守備も光り、5回裏に1塁ファウルネット際のファウルフライを2度好捕し、森下投手を援護しました。
まあ、今日は森下投手の好投に尽きますね。今季もタイトル獲得は間違いなさそうですね。
さて、明日のカープの先発は床田投手です。森下投手からの刺激を受けて、好投してくれると思います。ヤクルトは高梨投手です。カープは苦手としているピッチャーですが、明日は粘り強い攻めで攻略して欲しいです。
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