体調不良時にカフェインを摂取すると精神症状として緊張感、不安感、憂鬱感、
身体症状として、吐き気や胃痛、腹痛、下痢、動悸、手のひらの発汗、頻尿などが生じる人がいる。
カフェインはいかなる機構で上記の症状を発現させるのかを脳科学で述べると、
カフェインは延髄、橋、中脳などの脳幹網様体を興奮させ、それが原因で、
自律神経の中でも内臓を支配する迷走神経、骨盤内臓神経などが過剰興奮し、身体症状を呈する。
また、脳幹網様体での興奮はすぐ上方に位置するノルアドレナリン作動性神経のうちA6神経核を興奮させ、
精神症状としての緊張感や不安感を増長させ、動悸などの心臓神経の興奮も引き起こす。
特にうつ病や不安障害の人はそのような体質であることが多いといわれている。
症状はカフェイン含有飲料摂取後、早ければ10分程度、遅くとも30分以内に現れることが一般的である。
その逆にカフェイン過敏症でない人の場合、青斑核起点のノルアドレナリン作動性神経のうちA6神経は視床下部や偏桃体、側坐核
などの覚醒系の神経核にも投射しているため、コーヒーなどのカフェイン摂取で、逆に頭がさえたり、元気が出たりする。
しかし、そのような健康な人でも高ストレス状態が続いた時や体調不良の際にそれと気づかずコーヒーなどを飲みすぎて、
上記の症状がでることがあるので、気を付けるべきであろう。
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