2017年11月06日
鈴木誠也選手、ダッシュ可能まで回復
“新生”誠也見せる!離脱で人間的にも成長「ケガして大正解」
11/6(月) 10:35配信
スポニチアネックス
新たな姿をお見せします!広島・鈴木誠也外野手(23)が5日、右内くるぶし骨折からの順調な回復ぶりをアピールした。悔しい途中離脱であったことに変わりはないが、時を経て自らの成長に向け良い機会であったことを強調。7日から宮崎県日南市で行われる秋季キャンプには参加せず、これまで同様に廿日市市の大野練習場で調整を続ける。
悪夢の8月23日から2カ月半。すでにギプスや松葉杖は外れ、鈴木は軽いランニングを再開できるまでに回復した。先月下旬からはマシン打撃も再開。着実な回復を見せている若武者は「ケガの功名」を強調した。
「ケガをして大正解だったと思う。『ナイス、ケガ』と最近ずっと思っている。引いて見たときにいろいろ感じた部分がある」
8月23日のDeNA戦(横浜)でフェンス際への飛球をジャンプ捕球。着地をした瞬間に右内くるぶし骨折、三角じん帯損傷を負った。全治3カ月の診断を受け、同29日には広島市内で手術。無念の途中離脱を余儀なくされていた。
だが、それだけでは、終わらなかった。離脱後、チームの激闘を見つめるうちに考えが変わったという。「自分が頑張って感動を与えていたと思っていたけど、応援によって感動をもらっていたんだという感情が芽生えた」。新たな視点で芽生えた感情が、人間的な成長を呼んだ。
打撃を見つめ直す契機にもなった。今季は打率・300、26本塁打、90打点をマーク。理想とする中堅方向への打撃ができないもどかしさを、抱えていた。その払拭(ふっしょく)に向けて日々鍛練を重ねている。
「シーズン中から左翼方向への打球が多いと感じていたけど、なかなか(修正が)難しかった。来季は中堅方向に力強い打球を打てるように、今は体に覚え込ませようとしている。今年よりレベルアップしたい」
そんな中、朗報も舞い込んできた。母校・二松学舎大付の永井が、広島からドラフト4位で指名されたことだ。「うれしい。ライバルになると思うけど、一緒に頑張っていければ」。5学年下の後輩の存在を刺激に、さらなる成長曲線を描く。
「人生、なるようになる。今後はケガをしないようにしないといけないけど」
そう言って笑った背番号51。大暴れに向け、心の充電は完了した。(柳澤 元紀)
今シーズン、鈴木選手の離脱はチームにとっても、我々ファンにとっても大きな痛手になりました。CSに鈴木選手の姿がなかったのは、何となく穴が開いたみたいで、その隙を突かれてしまった感じで敗退という結果を招いてしまった感じです。鈴木選手が悪い訳ではないんですけどね。
しかし、鈴木選手は今回のケガをポジティブに捉えています。これが彼をさらに成長させていくのではないかと思います。「ナイス・ケガ」と言うところは鈴木選手らしいところですね。今季4番に座り、堂々たる成績を残しながらも、バッティングについての課題を持ち、それを克服するための練習を大野練習場でコツコツ積み重ねています。頭が下がる思いです。
もちろん、今年途中離脱した事は本人も悔しかったでしょうから、来季はその悔しい思いを走・攻・守でしっかり晴らしてくれるでしょう。来季のさらに進化した鈴木選手を楽しみに待つことにしましょう。
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その面とブレイクしたことでスキャンダルもおこしたりがっかりさせられたこともあったけど今だけじゃなくずっとこの経験が結果よかったようになればいいですよね。