広島 DeNAの本拠地連勝記録止められず 12安打で3点止まり…スクイズ失敗も痛かった
8/19(金) 21:25
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スポニチアネックス
＜D・広＞4回、マウンドの玉村（左から2人目）の所に集まるナイン（撮影・久冨木 修）
◇セ・リーグ 広島―DeNA（2022年8月19日 横浜）
広島は19日のDeNA戦に敗れ、2年連続のDeNA戦勝ち越しはお預け。また、DeNAの本拠地・横浜での連勝は「15」まで伸び、広島も止めることはできなかった。
打線は1点を追う4回に、秋山の三塁打からマクブルームの三ゴロで同点に追いつくと、坂倉が勝ち越しの10号ソロ弾。先発・玉村を援護した。
だが4回に嶺井の適時二塁打などで逆転を許すと、6回にも宮崎に追撃の一発を許し、8回にはソトにダメ押しの3ランを浴びた。
先発の玉村は4回4失点。打線は6回に矢野がスクイズに失敗するなど投打で痛いミスがあった。チーム全体で12安打と、DeNAより多かったが、勝利に結びつけることはできなかった。
惜しい試合でした。展開次第では競り勝つ事が出来たかもしれなかっただけに、もったいないゲームになりました。
先発の玉村投手は５月１日の中日戦以来の登板となりました。２回裏、先頭のDeNA牧選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて０−１と先制されました。アウトコース高めの球を見事に打たれてしまいました。
２−１で迎えた４回裏、１アウト１、２塁からDeNAソト選手をチェンジアップで空振り三振に仕留めましたが、続くDeNA柴田選手に四球を与えて２アウト満塁のピンチを招きました。この四球は痛かったですね。そして、続くDeNA嶺井選手に左中間を破る走者一掃のタイムリー２ベースを浴びて２−４と逆転を許してしまいました。カウント０−２と追い込んでいただけに、勝負を焦らなくても良かったのではないかと思いました。しかし、キャッチャーの磯村選手の考えには、玉村投手は制球がアバウトなので、ボールカウントを無駄にできないというのがあったのかもしれません。故に３球勝負を選んだのだと思います。しかし、DeNA嶺井選手にはよく打たれています。結局玉村投手は４回６９球４安打４失点で２敗目を喫してしまいました。でも、ピッチングの内容はそんなに悪くないと思いますので、次回登板のチャンスはあると思います。
５回からは継投に入り、２番手森浦投手は６回裏、先頭のDeNA宮崎選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて３−５となりました。森浦投手はやはり制球にバラツキがあり、甘い球が多かったように感じました。７回裏は３番手のケムナ投手が３者凡退に抑えましたが、８回裏、４番手のターリー投手がDeNA牧選手と宮崎選手にヒットを浴びて、１アウト２、３塁からDeNAソト選手にレフトスタンドへ３ランを浴びて３−８となり、万事休すとなりました。森浦投手とターリー投手が誤算でした。
打線は１番に長野選手、２番に羽月選手がスタメンに入りました。DeNA先発の大貫投手に対し、２回表、先頭の西川選手がレフトへの２ベースで出塁も、坂倉選手、磯村選手、矢野選手が凡退し無得点。
０−１で迎えた４回表、先頭の秋山選手がセンターへの３ベースで出塁し、続くマクブルーム選手のサードゴロの間に生還して１−１の同点に追いつきました。２アウト後、坂倉選手がライトスタンド中段にソロホームランを放ち、２−１と勝ち越しました。
２−４で迎えた６回表、マクブルーム選手と坂倉選手のヒットで１アウト１、２塁としました。DeNAはここで２番手の平田投手にスイッチしました。DeNA平田投手の牽制悪送球で１、３塁となり、磯村選手がライト前へしぶとくタイムリーを放ち３−４。なお１アウト１、３塁で矢野選手が初球スクイズにファウル、さらにカウント１−１から再びスクイズを試みるも、空振りで３塁ランナーの坂倉選手が挟殺され、２アウト３塁となりました。ここが今日の試合のポイントになりました。結局矢野選手はサードゴロに倒れ、同点のチャンスを潰してしまいました。矢野選手には荷が重たかったのでしょうか。意地でもバットに当てて欲しかったですね。
試合は３−８で敗れ、チームは連敗で借金は４となり４位に転落しました。残り３０試合、１つも落とせません。
明日のカープの先発は遠藤投手です。なんとか６回目指して頑張って欲しいです。DeNAは石田投手です。やや苦手にしていますが、そんな事は言ってられません。全員一丸で攻略しましょう。
主力選手が戻ってくるまで我慢です。若手の選手は、失敗を恐れる事なく、全力でプレーして欲しいですね。
