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貴生川での眺鉄 by 坂本 理恵 (12/05)
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2023年12月11日

滋賀県とは違った兵庫県の車窓

【新快速】に乗ると、
大阪の次の停車駅は尼崎です。



尼崎はJR東西線と福知山線との接続駅です。


そのため、ホームの数も多く
列車の発着も多いところです。



30,尼崎.JPG



そして、【新快速】では大阪の次になりますが、
すでに兵庫県に入っているのも
忘れがちですね。



尼崎を出発すると
福知山線が高架線になり
分岐していきます。



伊丹、宝塚、篠山口へ向かう
福知山線は、山陰本線への乗り継ぎで
何度か乗っていますが、
途中下車をあまりしていません。


沿線の雰囲気をそれほど知らないなぁ
とこの時に思いながら
福知山線の分岐を眺めていました。



芦屋の手前で右側に
山が見えてきます。



35,芦屋ー三ノ宮間 (1).JPG



草津付近で見た山と
明らかに雰囲気が違います。


こちらは雪化粧をしておらず、
標高差もあると思いますが、
気候の違いがはっきりと出ていました。



ずいぶん昔の【新快速】は
芦屋を一部の列車は通過だった気がします。



今では【新快速】が停車する駅なので
違和感はありませんが、
なんとなく覚えていました。



芦屋を出ると内側の2線を走る
普通列車に並び追い越しました。



34,芦屋出発後 並走 (1).JPG



これもこの区間の醍醐味で
複々線の両端を【特急】【新快速】などの
高速列車が走ります。



普通列車と同じ線路ではないので
待避させる必要がなく
スピードアップに繋がっているんですね。



100キロ近いスピードで
走っている列車に近付くと
少し恐怖も感じました。



34,芦屋出発後 並走 (2).JPG



住吉、六甲道は山の斜面にも
住宅地が広がっていますね。



35,芦屋ー三ノ宮間 (2).JPG



鉄道を軸として
街が造られていったのが
良く分かります。



三ノ宮の手前で突然阪急が出てきました。

並走はしませんでしたが、
私鉄も並行して走っている
過密区間ですね。



反対側には見ることはできませんが
阪神電鉄も走っています。








2023年12月12日

兵庫県内の【新快速】の車窓は見どころが多かった

【新快速】は芦屋の次の停車駅
三ノ宮へ到着です。



36,三ノ宮.JPG



兵庫県の県庁所在地は
神戸ですが、街として
賑わっているのは三ノ宮ですね。



こういうのはたまにありますね。

埼玉県の浦和と大宮
群馬県の前橋と高崎

がそんな感じです。



三ノ宮を出ると阪急の姿が。



37,三ノ宮出発後 (1).JPG

37,三ノ宮出発後 (2).JPG



この辺りは大阪・梅田と同様
JR、阪急、阪神が
集結している感じでした。



須磨で山陽電鉄が近付いてきます。
山陽電鉄は、阪神と相互乗り入れしているので、
様々な列車を見ることができますね。



以前、山陽電鉄の明石では
阪神の車両も眺鉄しました。



左側に淡路島へ渡る
明石海峡大橋が少しだけ見えました。



38,左側 明石海峡 (1).JPG

38,左側 明石海峡 (2).JPG



進行方向に向かって
左右どちらに座るかで
かなり車窓に違いがあります。



この区間は、
左側に座ると太陽が眩しいです。



しかし、海が見えることもあり
面白い景色でもあります。



右側は街の風景、
街から少し離れた集落の風景
など眺めることができます。



どっちが良いではなく
どっちも良いのがここの辺りで
明石海峡大橋も隙間から
じっくりと眺めました(^^)



東経135度
日本の標準時間を示す子午線が通る
明石付近です。



39,明石天文科学館 (1).JPG



右側には明石天文科学館が見えました。



39,明石天文科学館 (2).JPG



子午線が重なっている駅は
山陽電鉄の人丸前ですね。


一度も降りたことはありませんが、
駅前には行ったことがありました。



ホーム上には子午線を示す
ラインが引かれているようです。



明石では右側に明石城も
姿を見せます。



40,明石城.JPG



【新快速】は明石を過ぎ、
車庫のある西明石に停車し、
複々線区間が終わります。



山陽新幹線接続駅ですが、
こじんまりとした西明石です。


複線になり、【新快速】も
普通列車と一緒に走ります。



米原のホームで聞いた

「普通列車 高槻から快速 加古川行」

の快速区間は明石までとなります。
明石と西明石は隣の駅なので。

自分のイメージでは西明石まで
快速運転ですが。



【新快速】【特急】専用の線路
ではなくなりましたが、
スピードがそれほど落ちないのは、

西明石からの運行本数が
減ることによる余裕があるからでしょうかね。








2023年12月13日

終点姫路へ到着

右側から加古川線が合流すると
加古川に到着します。



41,加古川手前 加古川線合流 (1).JPG

41,加古川手前 加古川線合流 (2).JPG



京都、大阪からは
姫路まで行かずに、加古川止まり
の列車も多数運行されており、
重要な駅です。



山陽本線の真ん中2線は
普通列車が停車し、
折返し運転、待ち合わせ
などに使います。



その向こう側に加古川線のホームがあります。

今では高架駅も違和感ありませんが、
昔は地上駅でしたね。


20年以上前だと思いますが
駅前に降りたようなそんな気もします。



加古川を出ると次は終点姫路です。

【新快速】は主要駅のみ停車なので
本当に速いですね。



姫路到着の手前で
折返し用車庫が見えます。



41,姫路手前.JPG



ここから115系の
姿も見ることができるようになります。



42,姫路到着前 (1).JPG



姫路の折返し専用車庫と
大阪方面の山陽本線の向こう側に
播但線が合流します。



42,姫路到着前 (2).JPG



自分の旅では中継地点であり
目的地であり、とにかく大事な駅
姫路へ到着です。



43,姫路 (1).JPG



15時48分の到着で
15時49分発の列車に
乗り換えます。



すごいですねぇ(^^;
1分乗り換え。



こういう場合、たいてい
同じホームの反対側に
先へ進む列車が停車しているので
慌てる必要はありませんがね。



姫路15時49分発の列車は
12両編成網干行です。



車庫のある網干までしか
行きませんが、
今日は途中下車も楽しもうと思っています。



また、駅前改装中だった
有年で降りたいので、
今日はあえて先へ急いで進みません。









2023年12月14日

静かな駅で途中下車

姫路15時49分発
網干行は12両編成で
車内はガラガラです。



当たり前と言えば当たり前で、
車庫までの回送みたいなもんだからです。



ホームを離れると
姫新線のホームが見え
播但線の103系も見えました。



43,姫路 (2).JPG


43,姫路 (3).JPG



真ん中あたりにオレンジ色の
阪神線が見えますが、
あのあたりが山陽姫路駅ですね。



44,姫路出発後 山陽姫路 (1).JPG



駅ビルの中にホームがあり
JR姫路とは少し離れています。



44,姫路出発後 山陽姫路 (2).JPG



とにかく余裕があるので、
15時56分に到着した
はりま勝原で下車します。



45,はりま勝原 (1).JPG



姫路から7分の移動ですが、
比較的新しい駅なので
降りてみました。



駅前を少しだけ散策し、
ホームに戻ります。


街の雰囲気を少し感じられただけで満足です。



45,はりま勝原 (2).JPG



それよりも気になるのが、
先ほど【新快速】に乗っていた時に
姫路の一つ前の駅東姫路付近で
沿線にカメラを構えた人たちが大勢いたことです。


明らかに何か列車を狙っている感じで、
それが何なのかは分かりません。


分からなくても良いと思っていたので。



ところが、
はりま勝原でも
カメラを準備している人たちが数名いました。


しかもホームの姫路側にまとまっています。

三脚も立てている人がいることから
ただならぬ気配を感じました。


が・・・・なんなんだ??



こうなると気になりますねぇ。



しばらくすると
上り姫路方面を
回送列車が通過していきました。



特別な列車ではなく、
ホーム先端にいるカメラマンたちも
微動だにしませんでした。







2023年12月15日

はりま勝原で、まさかの遭遇

はりま勝原で相生方面へ向かう
播州赤穂行を待っています。



あくまで、先へ進むための
列車を待っているのですが、
ただならぬ雰囲気の中に
現在はいます。



先ほど通過した回送列車の後にも
通過列車が来る模様です。



姫路方面ホームに通過列車が
来るアナウンスと
注意を喚起する音が鳴り始めました。



ホームにいるカメラマンたちも
今度はソワソワしているようです。



電車の音ではないものが
近付いてきました。


!



45,はりま勝原 (3).JPG



ディーゼル機関車DD51に
牽かれた客車が通過していきました。

お目当てはこれのようでした(^^)



今では珍しい客車を牽いた
ディーゼル機関車が
目の前を通過していきました。



45,はりま勝原 (4).JPG



何だったんだろう??



それになんとまぁすごいタイミングで
眺鉄できたものです。



はりま勝原の滞在時間は
15分ほど。



その間にドンピシャで
目の前を通過していきました。



ずいぶん前から場所取りをして
撮影するカメラマンたちも
いるくらいなのに、
なんだか悪い気がしました(^^;



DD51+12系客車が
去っていくと

ホームにいたカメラマンたちも
さっさと片付けをし、
あっという間に去っていきました。



珍しい列車が通過したという
余韻がほとんどないのも

静かな駅で少人数の
カメラマンたちだったからでしょうね。



はりま勝原16時11分発
播州赤穂行が到着し、
相生まで移動します。



45,はりま勝原 (5).JPG



播州赤穂行は4両編成で
ものすごい混み方です。



とはいっても関東に通勤列車には
遠く及ばず、車内へ入れば
割と余裕はあります。







2023年12月16日

115系に乗れました

はりま勝原から12分の移動で
16時23分に相生へ到着しました。



相生で岡山行へ乗り換えます。


16時25分発岡山行なんですが、
相生での乗り継ぎタイミングは
2分とバッチリです。



ということは、
そうなんです。
もちろん座れません(^^;



それはもちろん想定内です。



ここでの想定外は
列車が運休になっているとか
人が多過ぎて乗れないとか
そのくらいのレベルです。



自分は、次の停車駅
有年で降りるので
相生から乗ることさえできれば
まったく問題ないです。



定刻に列車は相生を離れました。


最後尾に乗ったので
115系の運転台を眺めます。



46,115系運転台.JPG



今では運転台もコンピュータに
支配されていますが、
昭和の列車は、人が操作する
という感じがして良いものですね(^^)



乗務員室の前なので
車掌さんがすぐそこにいます。



アナウンスや行先確認など
忙しく動いていました。



自動放送ではないのも
車掌さんは大変かもしれませんが、
乗っている方としては
旅に来ているという感じがして良いもんです。



16時31分に有年へ到着しました。



47,有年 (1).JPG



相生の次の駅なんですが、
6分ほどの移動時間で、
途中100キロ近くのスピードでした。


京都、大阪、姫路と
人が多くいる所では、
駅がこまめにありましたが、

相生を過ぎると、
高い建物もほとんど見かけなくなり、

人のいる集落を繋ぐために
走っているような感じなので、
駅間が長くなりましたね。








2023年12月17日

改装前に来た有年へ改装後に

さて、気になっている有年です。
16時31分に到着し
夕方になっていました。



47,有年 (2).JPG



有年は数年前に来たときに
工事中だったので、
その後の変化を見るために来てみました。



「う〜ん・・・(^^;」



駅前がロータリーになって
整備されているだけで、
店が増えるとかは無かったです。



47,有年 (3).JPG



駅前を舗装して雨とかの対策は
されたようですが、
駅周辺を賑やかにするという
ことまでは行わなかったようです。



相生と岡山間は30分〜60分に
1本の運転間隔ですが、

その運行体制にも関わらず
相生から乗った人で
有年で降りた人はそれほどいないので、
利用者数が想像できますね。



老朽化していた駅と駅前を
新しくしたという感じでした。



有年では9分しか余裕時間が無いので、
駅前からほとんど離れずに
ホームへ戻ることにします。



上郡方面へ列車が通過するようです。



47,有年 (4).JPG



【スーパーはくと】でした(^^)



47,有年 (5).JPG



有年の跨線橋から眺める
鉄路は良いもんですね。


たしか前回も同じことをしたような(^^;



有年から相生へ戻る列車が
到着するのでこれまたホームではなく
跨線橋で待ちます。



47,有年 (6).JPG



カラフルな列車が有年へ到着します。
定刻通りなので、出発も定刻通り
16時40分でしょう。



急いでホームへ向かい
乗り込みました。



相生へ戻る列車は6両編成で
先ほどの3両より倍の車両です。



これだと相生でのバトルも
わりと余裕のあるものになりそうですね。



16時47分に相生へ到着後、
今乗ってきた列車は
このまま折り返し糸崎行になります。



つまり、始発駅から乗ることができ
当たり前のように窓側へ
陣取ることができました。



作戦通り!!








2023年12月18日

少しだけ他人の人生を見た気がします(深い意味はないです)

有年から相生へ戻る車内は
ガラガラなので、車窓を存分に楽しみます。



右側から山陽新幹線が上を跨ぎます。



48,相生到着前 (1).JPG

48,相生到着前 (2).JPG



山陽新幹線の高架線をくぐると
今度は赤穂線が見えてきます。



48,相生到着前 (3).JPG



赤穂線は単線で、
山陽本線は複線ですが、
赤穂線の方が運行本数は多い気がします。



48,相生到着前 (4).JPG



赤穂線と合流して
相生へ16時47分に到着しました。



48,相生到着前 (5).JPG



相生からまた有年の方へ向かいます。



ただ、今度は窓側の席へ
座ってのんびりと行くことができます。



50,相生 (1).JPG



相生で折り返す糸崎行の
最後尾の車両に乗ったのですが、
20歳を超えた息子と母親の親子が
すでに乗っていました。



49,115系車内.JPG



なんとなく不思議だったんですが
息子の方に少し障害があるようで、
並んで座ることが必要だったようです。

今はボックス席で寛いでいました。


座るために早く乗り込んだ。
周りの人に迷惑を掛けないため。
見えない苦労が見えた瞬間でした。



糸崎行の車内では
転換クロスシートを
すべて進行方向へ向けるように
戻してくれていたので、助かりました。



どうやら先ほどの親子がやってくれたようです(^^)



相生のホームには
姫路方面へ向かう列車が
到着するので、人が集まってきています。



50,相生 (2).JPG



播州赤穂から到着した
4両編成の姫路行は
立ち客も出る混雑の中
出発します。



久しぶりにこのツーショットを見ました。



50,相生 (3).JPG



ホームにいた人が全員乗ったわけでなく
残っている人もいることから
次に姫路から来る播州赤穂行を
待っているんでしょうね。



50,相生 (6).JPG



静寂が訪れた
わずかな時間で眺鉄タイム(^^)



50,相生 (4).JPG

50,相生 (5).JPG



岡山、糸崎側の3両は
ボックスシートだったので、
車内へ入ってみました。



50,相生 (7).JPG



懐かしい並びですね。

この席に座ってガタガタと揺られる
だいぶ前の旅が蘇ってきました。



最後尾に戻ってくると
やっぱりこの塗装、イラストは
気になりますよね。



50,相生 (8).JPG








2023年12月19日

上郡で智頭急行が分岐

出発時刻の少し前に、
姫路からの播州赤穂行が
ホームに到着すると

すごい勢いで人がなだれ込んできました。



自分はそれを予想して
早めに相生へ来ているので、
座りたいところへ座って待っていました。



乗ってくる人たちの目が
真剣そのものでかなり怖かったです。



客観的に催し物みたいに
相生バトルを見ていられました。



空席は瞬殺です。

2人組以上はどう座ろうか
迷った時点で負けです。



一人旅の人はとにかくサッと座ります。

この際、場所なんて選ぶ余裕はないです。

中には運良く窓側の席に
座れてしまったという感じの人もいますが、
そんなことは後になって気付きそうです。



座れてよかった。
座れなくて困った。

まずはこの違いが
各々の表情に表れていました。



相生16時59分発糸崎行は、
6両編成にも関わらず
しっかりと混雑して出発です。



播州赤穂行が出発し、
ホームに乗り遅れた人が
いないことを確認して
ゆっくりと出発しました。



先ほど降りた有年で、
少しだけ降りたようです。

降りて駅前に行ったことで
なんとなく身近に感じますね。



有年からはカーブが多く、
良く揺れます。
座っていてもかなりきつく
立っている人は大変でしょう。

この揺れは完全に忘れていました(^^;



上郡で地元の人が降りていきます。



51,上郡 智頭急行分岐 (1).JPG



駅の先端の方に智頭急行のホームがあり、
智頭急行は高架線になって
山の方へ向かうために離れていきました。



51,上郡 智頭急行分岐 (2).JPG








2023年12月20日

今日の終点岡山へ到着します

上郡を出ると、山の合間を
縫って走っている感じがします。



というのも、線路の両側を
山に挟まれている感じで、
カーブで山を避けているのです。



トンネルを掘れば
真っ直ぐに線路が敷けますが、
そうもいかなかったのでしょう。

それでもなるべく同じ高さで
線路を迂回させながら
建設した苦労が分かる区間です。



夕暮れが近付くと
山の色が黒く変わってきます。



52,右側車窓.JPG



この変化も列車に乗っているから
見ることができる景色ですね。



太陽が沈み暗くなると、
踏切の灯りだけが
赤く目立つ線路になります。



その他の灯りが無いから余計に目立ちます。


横浜近辺だと民家や建物の
灯りがあるので、
踏切だけが目立つということが
少ないので、新しい光景でした。



家の灯りが少し見えてくると、
人が住んでいるところになり、
駅に到着します。



駅があるから人が住んでいるのか、
人が住んでいたから駅があるのか

といった感じのところが多いです。


つまり、推測できないということです(^^;



吉永では改札口から階段を使って、
この列車のホームへ
駆けてくるおばさんがいました。



次の列車は早くても30分後。



そこは機転を利かせて
車掌さんはドアを閉めません。

その人が乗るまで出発を
待っていたようです。



改札口には赤いジャンパーを着た
係員らしきおばちゃんがいて、
無人駅と思っていたので意外でした。



出発後、ホームには
誰も残っていなかったので
無事乗ったと確認できました。



東岡山で赤穂線と合流し、
岡山へ到着しました。



52,岡山 (1).JPG



今日はここまでの移動で終了です。