石勝線が開通したことにより
一気にローカル線へと
変わってしまった根室本線には
何も無いのかというとそんなことはないです。
実は北海道で
一番長い距離、時間を走る
普通列車が運行されているのです。
滝川から釧路までを結んでいる列車で
10時間を超える運転時間です。
この列車はよっぽどの鉄道マニアしか
始発滝川から終点釧路まで
乗らないと思われますが、
一度通しで乗ってみたい列車ではありますね(^^)
さて、滝川から一気に
山間を走るようになり
小雨もぱらついているので
薄暗い中を走っています。
停車駅も少ないですが、
それよりも車窓に家がたまにあるのが
確認できる程度で、
人の姿をあまり見ないのが
なんだか不安になってきました。
何がかというと
この路線もこのまま行くと
廃止ではないかという不安です。
今のところそんな噂は聞きませんが、
都心に比べ過疎化の進んでいるところの
交通事情は芳しいものが無く、
なるべく公共の乗り物を利用するという
流れを再度呼びかけた方が良いように思います。
まじめな話、
この路線が無くなったら
また路頭に迷う社会人が
増えることになります。
仕事場がなくなるからです。
そのような悪循環がこの辺りでも起こりそうです。
だいぶ脱線したので話を元に戻しましょう。
たまに明るくなる空を見ながら、
美瑛での散策ができるか
どうか非常に不安になります。
車内は人が少なくても
車掌が観光案内をしてくれるため
それほど退屈しないし、
JR北海道のPRへの
意気込みを感じました。
今は観光地というものを
目的に人々は旅をしますが、
このように列車に揺られるというのを目的に
旅に出るのも実は面白いというのを
もっと知ってもらいたいと思って揺られていました。
列車は順調に進み11時03分に
富良野へ到着しました。
ここから釧路方面への連絡列車があり、
乗ってきた人のほとんどが
その釧路行へ乗換えていきました。
富良野には特急が来ないため、
普通列車で新得まで行き
新得からは石勝線経由で
運行されている特急へ乗換えるのでしょう。
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