とにかくシートはふかふかだし、
リクライニングは
かなりの角度まで倒れます。
ディーゼルカーなのに
車内は静かだし
とても通常の特急と
同じランク付けでは
いけないような気がしました。
シートの前には液晶の画面があり、
この画面で観光案内などを
見ることができるのですが、
それよりもすごいのが
運転手室にカメラが設置されていて
走っている風景を
展望車のように見ることができることです。
これには驚くと同時に
特別列車の意味が良く分かる設備でした。
さて、ここまで立派な列車ですが、
本日の乗客は自由席もガラガラ。
指定席にいたっては
ほとんど乗っていない状態です。
富良野へ行くような時期ではありませんが、
それでもこの列車へ乗るために
来る人がもう少しいても
良いようなそんな列車でした。
ディーゼルカーとは思えないスピードで
まずは札幌から函館本線を
旭川方面に走っていきます。
そして岩見沢を過ぎて
滝川へ到着しました。
滝川から根室本線が根室まで
北海道を縦断する形で伸びていますが、
滝川から根室方面には特急が
定期運行されていないので
特急が走る状況は珍しいでしょう。
ここで余談ですが、
本来帯広、釧路方面へ行く特急は
全て千歳を経由して石勝線を走り、
新得から根室本線に合流します。
この滝川からは普通列車のみが
運行されていて、
根室本線とは名ばかりの路線といえます。
途中富良野で富良野線と合流するので
観光シーズンは混みそうですが、
通常時期は千歳空港から帯広や釧路へは
直接アクセスできる千歳経由の方が、
利便性が良いのは仕方ない状況でしょう。
かなり昔になりますが、
石勝線は千歳から新夕張までしか
線路が無く、そのときは
新得まで線路が繋がっていませんでした。
そのことを踏まえると
根室本線が滝川から根室までを
指すのも納得がいきますね。
その石勝線は廃止が続く
北海道の線路状況の中で
比較的新しく増設された線路なのです。
移動に時間を掛けないような
時代の流れなので、
石勝線ができたことで、
根室本線の役割が変わってしまったのも
仕方ないところではありますね。
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