私が最初に低血糖症という病気を知ったのは今から20年ほど前であり、
県立図書館で読んだ本がきっかけだった。その際にはまだインターネットも普及途上の中にあったため、
低血糖症状にたいする知識が一般に知られていなかった。
欧米をはじめとする海外ではその当時、もうすでに精製された砂糖や合成甘味料を摂取し続けることによる、
心身に対するリスクの研究が進んでおり、日本では数少ない医師のみの間のみで低血糖症という病気が
認知されているだけであった。
低血糖症とは糖尿病とは逆で、食後2時間から5時間程度までに血糖値が急激に下がることで、
脳で唯一必要な栄養源であるブドウが供給されないことや血糖をあげようとノルアドレナリンやアドレナリン、
コルチゾルなどのホルモンが急激に分泌されることによる精神や身体の症状を呈するものだ。
特に多くの人が訴える症状で多いのが、食後2時間後程度におきる激しい睡魔があげられる。
慢性的に低血糖を招く食事習慣をしていると、精神的な症状と自律神経症状が現れるため、
うつ病、不安障害、パニック障害、統合失調症、自律神経症状と誤診されることが多々あるといわれている。
まず、低血糖症かを調べる必要があるが、これは5時間血糖値テストというのを行うそうだ。
空腹時に採血し血糖値を測定し、炭水化物摂取後1時間毎に採血して血糖値とコルチゾール値等を測定することでわかるという。
これはもちろん医療機関で実施するものだ。
健康な人の場合、食後に血糖値は上昇するもののインスリンの働きが正常であるため、血糖値に大きな変化がみられない。
ところが低血糖患者の場合、食後2時までに急激に血糖値が下がり、空腹時以下となるケースや、
食事を摂取すると逆に血糖値が下がる状態になるという。
その原因は血糖値が上がったことが刺激となり、膵臓が過剰反応してインスリンが出続けることが原因といわれている。
その治療法であるが、甘いお菓子やチョコレート、合成甘味料のジュースなどの糖類、カフェイン飲料などの摂取をなるべく控えること、
食事の際はご飯やパンは食事の順番として最後に食べることだ。
食事の際は最初に野菜やきのこ、海藻などの食物繊維を食べ、次に味噌汁や煮物、最後にご飯などの炭水化物とする。
これを守ることがとても重要であるといわれており、その原理は最初に炭水化物を食べないことで、
膵臓から急に大量のインスリンを分泌させないことと、出るインスリンの量を調整するためである。
今述べた、食事の際の留意事項を3か月程度は続けてみるべきである。
それで、精神や神経の症状が軽減するようなら、それは低血糖症が原因である可能性が大きいといえる。
食後2時間程度以内に不安感やパニック発作、憂鬱気分、イライラがでるようなら、低血糖症が原因かもしれない。
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