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21年前、急性前立腺炎から慢性前立腺炎に移行し、1日中疼痛などがひどく眠れなくなり、会社を辞めて3年ほど試行錯誤の末、ケールの青汁をきっかけに、飲食物や安定剤のおかげでほぼ完治して復職し、再発なく現在に至ります。ケールの青汁が役立ったことを平成15年当時にHPを立ち上げて情報発信しましたがその当時は誰も信じてくれませんでした。
プロフィール

2015年12月18日

タバコで人生が狂うことが


私は過去に20年ほど喫煙していたが、数年前、自力での禁煙に失敗し、その後2年後に、

今度は医療機関で禁煙外来にかよって禁煙に成功した経験がある。

もちろんあれ以来タバコを吸っていないし、今後吸うことはない。

禁煙の話題を出したのは、先週に消費税増税でタバコも30円ほど高くなるらしいことを知ったことと

知り合いと従兄弟が、50歳代後半で肺気腫という病気にかかり、今は外出などできなく身動きが取れない状況だからだ。

また、ネット記事でタバコは体に悪くないという正当化する馬鹿な記事を書いている者がいたからだ。


今年、8月のお盆に数年訪れていなかった従兄弟に会いに行ったのだった、

そうしたところ、不幸なことに肺気腫にかかり、ここ2年ほど寝たきりの生活となり、

外出は病院に行く際の月に1回程度だということで、自宅から出ることもままならない状況で

大変残念で悲しく思えた。

10月は東京で働いていたころの友人から電話があり、その人も肺気腫で就業できなくなり、

大変困っているとのことだった。幸い奥さんが働けるのでそれで何とか生活しているという。

二人とも喫煙者であり、暇さえあればタバコを吸っていた人たちだった。

東京の友人は、最初のうち階段の上り下りなどで息切れがしたというが、

それは、年をとったせいと運動不足のためだと感じていたという。

ところが肺気腫と知った際はもう手遅れの状態だったという。

はっきり言って喫煙は体に良くない。

タバコの箱にも書いてあるではないか「喫煙は肺気腫の原因になる可能性があると」

それと、タバコを吸う人間はニコチンによって脳内快感物質や自律神経を意図的に上下させるため、

うつ病やパニック障害などにもなりやすことが知られている。

禁煙を始めたころ、タバコがこいしくて、いつも物足りないような感じにあったが、

今は物足りなさなど何も未練も執着も感じない。

私はタバコを吸っていたころ1rの軽い種類のものを吸っていたが、20年も喫煙を続けた関係で

禁煙外来での治療でも、離脱症状(禁断症状)が心身ともに強く出て終息するまで3か月を要した。

自分が経験した離脱症状は大きく分けて3段階があったと思う。

禁煙初日から1週間はイライラ感や強い喫煙欲求、食後に物足りない感じ、集中力が続かない。

2週間目から頭痛や腹痛、下痢などの自律神経症状と特に昼食後から3時にかけての
 強い眠気と集中力の困難、何か物足りない感じ。

3週間目以降に生じる、突発的な喫煙欲求や不安感、それと上記自律神経症状

そのようにして、1か月程度で何とか落ち着くのだが、上記の離脱症状や喫煙欲求が突発的に起きることが、

2か月はあったと思う。タバコを吸っている夢もよくみた。

完全にタバコを吸いたいと思わなくなるのは3か月後くらいからだと思う。

脳科学の分野ではエンケファリン系での快感物質で習慣ずけられた快感神経学習系が

非喫煙時のようにもとどうりになるのに6か月程度が必要と考えられている。

したがって、禁煙の成功率も6か月以内での失敗が多いと思われる。

今になって思うと、タバコの匂いって吸わない人からすれば大変迷惑であるが本人は自分がタバコくさいことに気づいていない。

それと、だいぶお金がよどむ。喫煙中は1箱440円のタバコを1日2箱すっていたので、月3万円近いお金を使っていたことになるが、

それが1年以上もタバコを吸わないと、明らかに生活でのお金の余裕感が違ってくる。

自分でタバコをやめられない人は健康保険が効く禁煙外来をやっている医療機関に行くべし。

それが最も早道であると思う。

しかし、禁煙外来でニコチンパッチを張っても、喫煙欲求は減衰するだけで、吸いたい気持ちは残った。

吸いたいと思ったときに強い意志で我慢したり、歯磨きなどで欲求を和らげるなど、多少の我慢は必要だと思う。

肺気腫になったら、働くことも収入を得ることも、どこかへ出かけることもできなくなる。

将来に希望がなくなってしまう。

喫煙だけではないが健康を害し、働けなくなることは人生を狂わせることになりかねない。

禁煙成功後に気を付けるべきことは、食欲が増進するため、肥満にならないように食べ過ぎには極力注意だ。