特定非営利活動法人映像産業振興機構による平成30年の調査報告書によると
欧州圏、アジア圏、北米圏に分けて日本に興味を持つきっかけになった調査を実施したところ、
入口として日本文化や日本食よりも、アニメや漫画、ゲームが日本に興味を持つきっかけになっていることがわかった。
これらの層は若い人が多いと思われる。
次に多いのが日本食、音楽、日本の伝統文化(茶道、日本画、歌舞伎など)であるそうだ。
それらを知るきっかけになった媒体としては、SNSが最も多くfacebookとインスタグラムが多かった。
ということはネット上でのつながりや友人や有名人からの情報や誘いで日本人気が近年拡大していると考えられる。
その他インターネットでのyoutube動画配信、個人のブログ、インターネットニュース配信、テレビ放送、
各国現地での日本のイベントと続いており、これからも世界における日本人気が拡大する模様だ。
フランスで行われるジャパンエキスポとドイツの日本デーも今年も盛況であった。
特にここ10年ほどで日本食は海外で急速に普及していることは時々メディアでも報じられる。
ロシアでの寿司ブーム、フランスやイギリス、ドイツ、アメリカでのラーメンブームをはじめとする
様々な日本食の広まりはとどまることを知らずに欧米諸国では急激に人気が高まっていることが報じられている。
どうしてそうなおかといえば、単純に西洋にない異質さの中、味はうまい食べ物だからだというしかないだろう。
ただ日本人としてがっかりすることは、海外での値段が高いことだ。
海外での動画などでラーメン一杯1500円とか、日本の2倍から3倍の値段なのは外国人からしてもあまり手が出ないのではと思う。
特に東欧諸国やロシアのように旧ソ連国は平均年収が100万円以下であり、日本食は高級というイメージがまだあるようだ。
日本でも私が小さいころは回転寿司はなく、寿司といえば特別な日にたべる高級食だったと記憶している。
日本でラーメンや牛丼、カレー、回転寿司などの外食が広まった背景はそれほど高くないためだと思う。
日本でも普通のラーメンが1500円もしたら、食べにゆかないだろう。
たべられるのは世界第二位の経済大国日本とGDPや給与で遜色ない西欧諸国や北アメリカ、
オーストラリアなどのある程度経済的に豊かな国になると考えられる。
海外でも日本の外食産業ほど味がおいしければよいが、特に外国での寿司は日本でいう海苔巻きなど
ロール物が多く、日本人からするとちょっとと思う偽物の日本食が多いそうだ。
それがおいしければよいのだが、微妙だという意見が日本人海外赴任者には多い。
その辺を改善する必要があると思うが、海外で日本食を提供しているのが、
どうやら中国人や韓国人が多いらしいから、日本の本場の味でないらしい。
外国人に日本に興味をもってもらうのはうれしいが、特にあまりおいしくない食べ物や
不衛生な寿司の提供で時々食中毒が起きると日本に対するイメージが悪くなりかねないことは残念だと思う。
海外への日本企業の飲食店の更なる進出を応援したいと思う。
しかしながら、日本は知らぬ間にアニメや漫画、食文化など暴力や武力ではなく
ソフトパワーの力で世界を制覇しつつあるが、諸外国はそれを拒絶することができなくなってきているのではと思う。
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