2021年04月21日
5回戦@マツダ 広島1−1東京ヤクルト(9回今季特別ルールにより引き分け) 拙攻に次ぐ拙攻で痛恨のドロー。床田投手6回1失点好投も報われず。
広島1イニングに3安打でも無得点 拙攻続きドローに佐々岡監督天仰ぐ
4/21(水) 22:44
配信
日刊スポーツ
広島対ヤクルト 4回裏広島2死二塁、長野の遊安打も、三本間で挟殺された鈴木誠(撮影・加藤孝規)
<広島1−1ヤクルト>◇21日◇マツダスタジアム
手痛いドロー。広島がヤクルト5回戦(マツダスタジアム)で5イニングで得点圏に走者を進めながら、犠飛による1得点に終わった。拙攻続きの展開の中、ヤクルトに先制点を献上。会沢の犠飛で同点に追いついたが、勝ち越すことはできなかった。今季2度目の引き分けで、勝率は5割のまま。チームに重い空気が流れる中、打線の状態向上が待たれる。
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4回の攻撃が今のチーム状況を表していた。無死一塁から西川は二塁への併殺打。2死走者なしから鈴木誠が二塁打で出塁すると、長野の遊撃への当たりが内野安打となった。だが、平凡な当たりが内野安打となったことで、悪送球に備えて三塁を回っていた鈴木誠がタッチアウト。1イニングに3安打をまとめても無得点とかみ合わない攻撃に、ベンチの指揮官は思わず天を仰いだ。
佐々岡監督 なかなか打線が機能していない。きっかけがあれば波に乗っていくんでしょうけど、なかなか波に乗っていかない現状。投手がしっかりと頑張って試合をつくって野球ができているので、あとは打線が打ってくれれば…。
4回の走塁死について、河田ヘッドコーチはミスではないと解説する。「三塁コーチは普通イージーアウトは回す。相手のミスがあったら1点取れるというところ。三塁コーチの基本と言えば、基本」。ヤクルト西浦が捕球から送球までに時間を要したことで得た内野安打が、走塁面では難しい判断となった。
4回だけではない。3回から5回まで毎回得点圏に走者を進めながら、無得点。3イニング連続で好機を逸した直後、ヤクルトに先制点を許した。その裏に会沢の犠飛で同点に追いついたものの、なおも続いた2死二、三塁はクロンが見逃し三振。8回1死一、二塁も無得点と、流れを引き寄せることはできなかった。
勝ちきることができず、今季2度目の引き分けに終わった。打線がつながらず、武器だったはずの機動力も発揮されない。重い空気がベンチにも広がる状況にも、河田ヘッドコーチは「雰囲気だけは壊さないと言っているので、そこだけは壊すつもりはない。考えた打撃ができたところはある」と前を向く。不振の西川が6回に右前打でチャンスメークし、8回1死からは珍しく一塁に頭から飛び込み、内野安打をもぎ取った。まだシーズンは序盤。このままズルズルいかないためにも、悪い流れは自分たちの力で断ち切るしかない。【前原淳】
打線が最悪の状態ですね。今日の試合は8安打しながらもつながりを欠き、今季2試合目のドローとなりました。
再三チャンスは作りましたが、生かすことが出来ませんでした。3回、4回はいずれも2アウト2塁と得点圏にランナーを進めましたが無得点に終わりました。
5回は2アウト2、3塁で菊池涼介選手が空振り三振に倒れました。
ヤクルトに先制を許した直後の6回裏、1アウト満塁のチャンスで、會澤選手のライトへの犠牲フライで1−1の同点に追いつきました。しかし、この1点がやっとでした。ドリヨシ的には、打線はいずれ活発になると思いますので、それまではピッチャー中心にしっかり守っていかなくてはなりません。今は我慢の時でしょうか。
先発の床田投手は6回97球を投げて4安打1失点の好投でした。今日の床田投手はストレートを軸にコーナーを丁寧に突くピッチングを展開しました。6回表に2アウト1、2塁から、ヤクルト青木選手にセンター前タイムリーを浴びて1点を失うのみで、気持ちの切り替えが出来て、次のバッターのヤクルト塩見選手を空振り三振に仕留め、後続のピッチャーに託しました。中継ぎ陣も無失点リレーを見せてくれました。7回は中田投手、8回は塹江投手、9回は栗林投手がヤクルト打線を無失点に抑えて、カープのリリーフ陣の素晴らしさを醸し出しました。あとは打線ですね。
明日もヤクルト戦です。カープの先発は遠藤投手です。前回の中日戦では不甲斐ないピッチングだったので、明日は不安材料を払拭する内容に期待します。ヤクルトは金久保投手です。決して侮れないピッチャーです。なんとか攻略して、明日こそ快勝といきましょう!