2023年09月14日
24回戦@神宮 広島6−5東京ヤクルト 4点ビハインドを逆転勝ち!8回磯村選手が逆転2点タイムリー!リリーフ陣が無失点リレーで栗林投手守護神復活の14セーブ!
広島が執念の逆転劇で6連敗止めた!「アレ」は止められなかったが5年ぶりCS本拠地開催は譲らない
9/14(木) 21:53配信
スポニチアネックス
<ヤ・広24>8回、代打・磯村は逆転の2点適時打を放つ(撮影・沢田 明徳)
◇セ・リーグ 広島6―5ヤクルト(2023年9月14日 神宮)
広島が執念で連敗を「6」で止めた。
2―5の8回攻撃中、甲子園球場では阪神の「アレ」が決まった。神宮球場のスタンドも少しざわく中、無死一、三塁から小園が左前適時打を放ち、2点差に詰め寄った。
さらに1死満塁とチャンスを広げると、代打・松山が押し出し死球で1点差。代打・磯村が中前に2点打を放ち、6―5と再逆転に成功した。
殊勲の磯村は「気持ちで打ちました。連敗してたけどこんなにカープファンに応援していただいて力になりました」と大応援団に感謝した。
阪神の優勝は決まったが、2位は死守する。
優勝した2018年以来5年ぶりのCS進出はもちろん、ファーストステージ本拠地開幕は譲らない。
カープの勝ちへの執念が見られた今日の試合でした。先発遠藤投手のピッチングを見ると、今日は一体何失点するのかなと思うほどでしたが、終わってみれば今季神宮でのベストゲームでした。
打線は秋山選手をベンチで野間選手を1番センター、羽月選手を2番セカンド、末包選手を3番、堂林選手を4番レフト、小園選手を5番、デビッドソン選手を6番、マクブルーム選手を7番に入れるオーダーを組みました。
ヤクルト先発の高橋投手に対して、2回表に先頭の堂林選手がレフトスタンド中段へソロホームランを放ち、1−0と先制しました。完璧な当たりでしたね。カープの4番は堂林選手でいけるのではないでしょうか。
しかし、先発の遠藤投手がピリッとしません。2回裏にヤクルト村上選手にヒット、宮本選手に四球で2アウト1、2塁とされると、ヤクルト長岡選手に左中間へ2点タイムリー2ベースを浴びて1−2と逆転されました。ラジオ中継での解説の里崎智也さんが言われてましたが、次の打者がヤクルト高橋投手なので、長岡選手と勝負しなくても良かったのではないかとの事でした。ドリヨシも賛成です。ランナー1、2塁と詰まっている場面であっても、ヤクルト長岡選手を敬遠して、高橋投手と勝負するべきだったと思います。
さらに遠藤投手は3回2アウトからヤクルト山田選手にレフトスタンド中段へソロホームランを浴びて1−3。続くヤクルト村上選手にはライトポール際にソロホームランを浴びて1−4とリードを広げられました。
打線は4回表ノーアウト1、2塁のチャンスを作りましたが、マクブルーム選手はサードゴロ併殺打、會澤選手はセンターフライに終わりました。
遠藤投手は4回裏、先頭のヤクルト長岡選手に四球、高橋投手に送りバントを決められて1アウト2塁とされ、ヤクルト塩見選手にタイムリー2ベースを浴びて1−5とされました。ここで遠藤投手は降板。2番手のアンダーソン投手に代わり、アンダーソン投手は後続を抑えました。遠藤投手は3回1/3、63球を投げて5安打、5失点でした。全体的に球が高く、相手打者にとっては打ち頃の絶好球になりました。遠藤投手は内容の良いピッチングが継続できないという、いつものクセがあります。この課題をクリアしないと、1つ上の段階に上がれません。今一度自身を見つめ直して欲しいですね。
5回表、先頭の代打田村選手が2ベースで出塁。続く野間選手のタイムリー2ベースで2−5としました。振り返ってみると、この1点は地味ですが、貴重な1点となりました。
5回裏はルーキー河野投手がヤクルト村上選手を空振り三振、サンタナ選手をセカンドゴロ、宮本選手を空振り三振と3人で抑えました。
6回表は2アウトからマクブルーム選手が2ベースで出塁も、會澤選手は空振り三振に終わりました。
6回裏は中崎投手が登板し、1アウト1、2塁のピンチを招きましたが、ヤクルト塩見選手、オスナ選手を打ち取りました。
7回裏は大道投手が登板し、ヤクルト武岡選手、村上選手、サンタナ選手を3者凡退に抑えました。この3者凡退が流れをカープに引き寄せ打感じがします。
8回表、先頭の代打秋山選手が四球、堂林選手がヒットでノーアウト1、3塁とします。続く小園選手がレフト前タイムリーを放ち、3−5とします。デビッドソン選手は空振り三振に倒れましたが、マクブルーム選手は四球で1アウト満塁の絶好のチャンスを迎えました。続く代打松山選手が押し出しの四球で4−5とします。続く代打磯村選手がセンター前に2点タイムリーを放ち、6−5として逆転に成功しましたら、磯村選手の勝負強いバッティングは健在ですね。このイニングの逆転劇は見事でした。
8回裏は島内投手が3者凡退に抑えました。一時島内投手は疲れからか失点するケースがありましたが、今日はほぼ完璧でした。
そして9回裏は7番手に栗林投手が登板し、ヤクルト代打青木選手をキャッチャーファウルフライ、塩見選手を見逃し三振、オスナ選手をピッチャーゴロに抑えて試合が終わりました。栗林投手は今日のピッチングは今季でのベストピッチングだったと思います。守護神復活と言っていいでしょう。
チームは連敗を6で止め、貯金を10としました。3位DeNAとは3ゲーム差のままです。神宮球場での連敗も7で止め、今季ヤクルト戦は3年ぶりのカード勝ち越しを決めました。
なお、首位阪神は今日読売に勝利したため、今季のリーグ優勝を決めました。阪神球団と球団関係者の皆さん、阪神ファンの皆さん、おめでとうございます。
カープとしては2位を死守して、クライマックスシリーズファーストステージはマツダスタジアムで出来るように、残り11試合全力で戦います。
明日からはマツダスタジアムで優勝を決めた阪神との2連戦です。クライマックスシリーズファイナルで戦いますので、そのためにも連勝したいですね。明日のカープの先発は床田投手、阪神は及川投手です。床田投手の阪神キラーのピッチングに期待しましょう。
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