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【広島】栗林良吏、12球団単独ワースト4敗目…痛恨の逆転サヨナラ負けで4・8以来の借金生活に突入
4/29(土) 21:43配信
スポーツ報知
9回2死一塁、中田翔に左越えサヨナラ2ランを打たれた栗林(カメラ・今成 良輔)
◆JERAセ・リーグ 巨人4X―3広島(29日・東京ドーム)
広島は、痛恨の逆転サヨナラ負けを喫した。1点リードに登板した守護神・栗林良吏投手が、また踏ん張れなかった。リーグトップに並ぶ8セーブ目を逃し、両リーグ単独ワーストの4敗目。開幕から1か月足らずで過去2年間の通算黒星の3敗を上回ることになった。
来日2度目の先発となったコルニエルが初回に先取点を奪われるなど、6回までに計5度も得点圏に走者を背負いながら、初回だけの最少失点で6回1失点と粘った。先発初勝利は、また持ち越しとなった。
打線は2回に上本が同点打、3回にデビッドソンの来日初タイムリーで勝ち越しに成功し、7回にデビッドソンの二ゴロ併殺打の間に追加点。だが、2回は1死満塁、7回は無死満塁の絶好機から、それぞれ1得点という拙攻が結果的に響いた。
チームのサヨナラ負けは、この日と同じく栗林が1点リードを守り切れなかった18日の阪神戦(甲子園)以来、2度目。今季6度目の逆転負けは、ヤクルトの7度に次ぐリーグワースト2位。4カード連続の勝ち越しなしが決まり、単独3位から順位変動はないものの、4月8日以来21日ぶりに勝率5割を下回って借金生活に突入した。
報知新聞社
実に痛い敗戦となりました。今日も守護神栗林投手の救援が失敗となりました。それよりも今日は打線の拙攻が敗因だったと思います。
先発のコルニエル投手は来日2度目の先発となりました。1回裏、先頭の読売オコエ選手にヒットで出塁されると、2アウト2塁から読売岡本選手にレフトへタイムリー2ベースを浴びて0−1と先制されました。
打線は読売先発のグリフィン投手に対し、2回表1アウト満塁から上本選手がレフト前タイムリーを放ち、1−1の同点に追いつきました。上本選手のバッティングが上向きになってきている感じです。ショートスタメンを勝ち取る可能性がありますね。
さらに3回表は先頭秋山選手の2ベースから2アウト1、2塁とし、デビッドソン選手がカットボールをセンター前にタイムリーを放ち、2−1と勝ち越しました。
コルニエル投手は2回裏1アウト1、2塁と4回裏1アウト1、3塁とピンチを招きましたが切り抜けました。
さらに5回裏は読売オコエ選手にヒット、続く読売秋広選手に四球でノーアウト1、2塁のピンチを再び招きましたが、読売ブリンソン選手、岡本選手を連続空振り三振、読売中田選手はセンターフライに打ち取り、得点を与えませんでした。
結局コルニエル投手は6回105球を投げて6安打、2四球、5奪三振の1失点で降板しました。前回のようなナイスピッチングとまではいかなかったものの、粘りのピッチングで先発投手としての役割は果たしました。
打線は7回表、秋山選手のヒット、マクブルーム選手の四球、西川選手のセーフティーバントが決まってノーアウト満塁の絶好のチャンスで、デビッドソン選手のセカンドゴロ併殺打の間に1点を加え、3−1としました。1点は入れたものの、デビッドソン選手にはタイムリーか、最悪犠牲フライを打って欲しかったですね。
しかし、7回裏に登板した松本投手が、1アウトから読売秋広選手にライトスタンドへプロ1号のソロホームランを浴びて3−2とされました。続く読売岡本選手に四球、中田選手にヒットを許して松本投手は降板。代わったターリー投手が読売大城選手を見逃し三振に仕留めました。
8回裏は矢崎投手が先頭の読売坂本選手に四球を出しましたが、セカンド菊池選手の好守備もあり無失点に抑えました。
そして3−2で迎えた9回裏、守護神の栗林投手が登板しました。2アウトまでこぎつけ、あとアウト1つまで来ましたが、読売岡本選手に四球を与えると、続く読売中田選手に初球のフォークボールをレフトスタンド上段に叩き込まれる逆転サヨナラ2ランを浴びて、3−4で敗れてしまいました。フォークボールが落ちてなくて、打ちごろの半速球となってしまいました。
栗林投手はこれで4敗目を喫してしまいました。開幕1ヶ月で4敗目は両リーグワーストだそうです。栗林投手はもはや守護神としての役割を果たせなくなっています。新井監督は栗林投手を信頼して送り出していますが、これだけ救援に失敗すると、チームの士気に影響してきます。栗林投手にはしばらく休養を与えて、心身共にリフレッシュさせる必要があると思います。
そして、今日は打線が12安打し、毎回ランナーを出すも11残塁で3得点に終わったのも敗因としては大きいと思います。12安打しているならば、7点ぐらいは取れていたはずです。まあ、今日の敗戦は首脳陣の責任が大きいでしょうね。新井監督が本気で勝てる野球を目指すならば、リリーフ陣の整備と打線の組み替えを実行して欲しいです。
これでチームは11勝12敗で借金生活に突入しました。首位DeNAに3ゲームです。カープはシーズン序盤の正念場を迎えたと言っていいかと思います。
明日はデーゲームです。カープの先発はアンダーソン投手です。前回阪神戦は2回8安打4失点でした。もはや論外のピッチングでしたので、ドリヨシ的には明日も期待はしていません。読売はビーディ投手です。前回ヤクルト戦では5回3安打2失点で敗戦投手となっています。今季未勝利のビーディ投手なので、打線にはチャンスが十分あると思います。明日は打ち勝つしか道はないと思います。