2023年04月14日
4回戦@マツダ 広島1−0東京ヤクルト(8回表終了時降雨コールド) 大瀬良投手6回無失点熱投で2勝目!野間選手値千金の決勝タイムリー!
【広島】新井監督「気迫が野手に伝わった」大瀬良大地が降雨の中で6回無失点の粘投/一問一答
4/14(金) 22:46配信
日刊スポーツ
広島対ヤクルト 8回降雨コールドゲームでヤクルトに勝利し、ベンチ内でナインとグータッチする新井監督(撮影・加藤孝規)
<広島1−0ヤクルト>◇14日◇マツダスタジアム
広島が雨中の戦いを制し、開幕カード3連敗を喫したヤクルトに今季初勝利を手にした。先発大瀬良が5回まで走者を背負いながらも、6回無失点の粘投。プレーボール前から降り続ける雨の影響もあり、6回に勝負に出た策が奏功して先制点を奪った。2度の中断を挟みながら松本、ターリーもリードを守り、3度目の中断をへて試合終了となった。広島新井貴浩監督(46)の試合後の談話は以下の通り。
−雨の中、大変な試合となった
新井監督 まず、(大瀬良)大地がナイスピッチングでしたね。天候があまり良くない中で絶対に先に点をやらないという気迫が伝わってきましたね。ナイスピッチングでした。
−6回での交代は球数か
新井監督 まぁそうですね。球数だけじゃないですけど。
−6回1死走者なしで代打の切り札である松山選手を起用
新井監督 天候の回復が見込めないという中で、あそこは勝負に行きました。難しい球でしたけど、ナイスバッティングでした。キク(菊池)も、追い込まれながら何とかバットに当てて塁を進めたいという執念が相手のミスを誘ったのかなと思いますね。もちろん、チャンスで打った野間も素晴らしいバッティングだったと思います。天候が良くない中、各自が(やるべきことを)分かっている。まっちゃん(松山)だったら塁に出る。キクだったら、追い込まれても何とかバットに当てて進める、野間もこのワンチャスをと。選手から意図が伝わったし、ヒットはまっちゃんと野間でしたけど、キクのあの姿勢はすごく大きかったですね。それも、何とか大地が粘って、先に点をやらないという気迫が野手に伝わったのだと思います。野手も何とか大地に勝ちをつけてやりたいという攻撃だったと思います。
−決勝打の野間選手はヤクルトとの開幕カードでミスがあった
新井監督 野間だけじゃなく、開幕カードで3連敗しているので、自分もすごく気持ちも入ったし、選手からも開幕カードでやられた分をやり返すぞというのが伝わってきました。
−2番手以降の中継ぎも踏ん張った
新井監督 タフなシチュエーションでしたけどね。マウンドもぬかるむし、1点差ということで。あとからいった投手も頑張ってくれました。投手と野手が一丸となったいい勝ち方でした。
試合前から雨が降りしきる中、グランドコンディションの悪いなかでの試合となりましたが、選手の皆さんは集中力を切らさず、よく踏ん張ったと思います。今季ヤクルトに初勝利です。
先発の大瀬良投手は2回表2アウトからヤクルト青木選手に2ベースを打たれましたが、ヤクルト太田選手をピッチャーライナーに打ち取りました。4回表も1アウトからヤクルトオスナ選手に2ベースを許しましたが、ヤクルト太田選手と中村選手を抑えました。
大瀬良投手は5回まで毎回ランナーを背負いましたが、得点は許しませんでした。結局大瀬良投手は6回97球を投げて4安打、1四球、8奪三振で無失点に抑えて2勝目をマークしました。今日の大瀬良投手はそんなに良くなかったと思いますが、気迫あふれるピッチングでチームを鼓舞しました。まさにエースの風格を感じる今日のピッチングでした。
打線はヤクルトの先発の小川投手に対し、4回まで1人のランナーも出せませんでした。5回裏1アウトから西川選手がセンター前にヒットを放ちましたが、後続が抑えられました。
しかし、6回裏、1アウトから大瀬良投手の代打の松山選手がヒットで出塁し、代走に大盛選手が起用されました。続く菊池選手のピッチャーゴロをヤクルト小川投手が2塁へ悪送球して1アウト2、3塁のチャンスが訪れました。ここで野間選手がライト前タイムリーを放ち、1−0と先制しました。これが決勝点になりました。野間選手は今日の打席はいい当たりをしていただけに、ドリヨシも密かに期待していました。神宮での守備のミスの借りをきちんと返した結果となり、我々カープファンも本当に良かったと思っているはずです。
7回から継投に入り、7回表は2番手の松本投手がヤクルト中村選手にヒットを打たれるも無得点に抑えました。8回表はターリー投手がヤクルト青木選手に四球を与えましたが、後続を抑えて来日初セーブを挙げました。
8回表終了したところで、雨のためグランドコンディションが最悪の状態となったため、コールドゲームが宣告されました。
これでカープは再び貯金を1とし、首位のヤクルト、阪神に1ゲーム差としました。明日カープが勝利して、阪神が敗れると、7勝5敗で、ヤクルト、阪神、DeNA、そして我らが広島東洋カープが並ぶことになります。セ・リーグはまさに団子レースになってきますね。
明日のカープの先発は床田投手です。今のヤクルト打線ならば、しっかり抑えられると思います。ヤクルトは高梨投手です。今季初登板です。どちらかと言うと、カープ打線は苦手としているような気がします。が、機動力を絡めながら揺さぶっていきたいところです。
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