2022年01月05日
今季広島はセ・リーグのダークホースになる!?
広島は最大の惑星 鈴木誠也が抜けても強くなる?高代氏が早くもセ・リーグ予想
1/5(水) 17:45
配信
デイリースポーツ
広島・宇草
侍ジャパンの4番も務めた鈴木誠也がいない広島は弱体化するのか。これに異論を唱えるのがデイリースポーツウェブ評論家の高代延博氏だ。「カープは鈴木の穴が埋まらなくてもAクラス入りの可能性は十分ある」と語り、早くも2022年ペナントレースを予想した。
◇ ◇
鈴木誠也の穴は、そう簡単に埋まるものではない。それほどまでに大きな存在で、彼に匹敵する選手はいないと考えたほうがいい。
新外国人として加わるのはライアン・マクブルームという内野手。期待通りの活躍なら申し分ないが、助っ人はフタを開けてみるまで分からないからね。
だれかが穴を埋めるというよりも、チームが束になってかかっていくという野球を目指した方がいい。今のメンバーならそれができると思う。
つまり広島らしく足を絡める機動力を駆使した野球だ。
今季は途中から足が動かず、鈴木誠の前に走者を置くという意識に変わっていったような印象を受けた。そのあたりの変革だね。
それにしてもチームは急激に若返っている。私は阪神で2年間(19、20年)、2軍を見ていたが、カープの若手は力をつけるのが早いと感じていた。
それは3年目で1軍戦力になった林にも言える。当時、ウエスタンの試合でベンチに林の姿がなく、関係者に事情を尋ねると、「今日は打ち込みデー」という説明だった。
育成スケジュールに沿って徹底的に鍛えようという方針のようだったが、計画通りに育っているのが分かる。
野手では打撃成績で鈴木誠に次ぐ2位(・315)だった坂倉を筆頭に・298で8位の小園、宇草、石原らも力をつけている。
私はこの中で特に宇草に注目している。
(昨年は43試合に出場し、打率・291。4本塁打。14打点。6盗塁)
出場機会が少ないので目を見張るような数字は残していないが、脚力があって打力もいい。パンチ力も備えている非常に魅力のある選手。送球にやや難があるものの、大学(法政)時代に比べるとよくなっている。
シーズン終盤に任された1番がハマっていたように感じたね。しっかり結果も出ていたし、小園との1、2番は魅力十分だ。
ケガ(死球による右腓骨の骨折=抜釘術終了)からの回復次第だろうが、不安がなければ貴重な戦力になる。
昨季、前半戦を借金12で終えて後半戦は貯金7。こういう後半に勢いを得たチームは翌年、成績を伸ばすことが多い。
伸び盛りの若い選手とポジション争いをするベテラン、中堅という構図になるのだろうが、野間や堂林ら“殻”を破りきれない選手たちは当然、目の色を変えてキャンプに臨むはず。
大盛や羽月も足のあるいい選手で、松山や長野のベテランも控えている。高いレベルの競争がチーム力を上げるのではないかという期待感がある。
投手では大瀬良、九里、森下の“3本柱”に中堅の床田が続き、若手の高橋昂也と玉村がローテーションに入って来た。ここに抑えで栗林がいる。中継ぎも比較的安定しているし、明るい材料の多いチームだ。
セ・リーグは今季も混戦模様。優勝したヤクルトがV争いの中心になるだろうが、スアレスが抜けても阪神はまだ戦力的にトップクラスを維持している。そこへ機動力の復活と外国人の出来次第では広島も加わってきそうなムードだ。
カープは鈴木誠也の穴が完全に埋まらなくても、強くなるような気がしてならない。V予想には少し早いが、最大の惑星に指名したいね。
高代さんはカープのコーチも務めた名指導者です。その高代さんが今季のカープは強いと予想されているのは、ファンとしても心強いですね。
鈴木誠也選手の抜けた穴を埋めるのは容易ではありませんが、現有勢力で頑張れば、カバーは出来ると思います。
新外国人のマクブルーム選手は、アメリカ3Aでホームランを量産した実力を持った選手ですが、日本の野球にどれだけアジャストできるか、全く未知数です。実際に昨年は大砲として期待されたクロン選手が全く機能しなかったという事がありました。また、新型コロナウイルスの感染拡大で、来日できるかどうかという問題もあります。なので、マクブルーム選手についてはオプションとして考えておいた方がいいでしょう。
昨シーズンまでは攻撃面では鈴木誠也選手に頼り切っていた感がありました。今季はその鈴木選手がいないだけに、他の選手がどれだけ意識改革が出来るかにもかかっているかと思います。
昨シーズン終盤は、若手選手中心のメンバーでチームを盛り上げ、クライマックスシリーズ進出目前まで追い上げました。高代さんも言われていますが、シーズン終盤に勢いをつけたチームは、翌シーズン好調です。高代さんは宇草選手をキーマンに挙げています。宇草選手も注目ですが、ドリヨシは野手キャプテンになった野間選手もキーマンになるかと思います。この2人が切り込み隊長的な役割をしっかり担っていけば、チームに勢いがつくだろうと思います。伸びしろのある若手選手が沢山いますし、これに田中広輔選手や菊池涼介選手らの中堅選手、さらに松山選手や長野選手のベテラン選手が絡んでくれば、攻撃面では最強になるかと思います。
投手陣も、先発に高橋昂也投手、玉村投手などの新戦力が加わってきました。中継ぎには森浦投手、大道投手、ケムナ投手、塹江投手、島内投手と枚数はそろってきました。これにドラ1の黒原投手、ドラ2の森投手が入りますから、投手陣も充実してきます。一岡投手や中崎投手らの復活があれば、投手陣も最強になりますね。
今季のセ・リーグも混戦が予想されます。なので、相手の5チーム全てライバルになります。カープのレジェンド、安仁屋宗八さんが言われていますが、3連戦を2勝1敗ペースで戦えばいいですね。
高代さんがカープを惑星と表現されたのが、なんとも意味深ですね。とにかく今季はリーグ優勝しかありません。そして、悲願の日本一に輝いて欲しいです。
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11189696