2019年08月19日
公式戦残り29試合。逆転Vへ正念場。
広島 今こそ踏ん張れ!バティショックで連敗 天敵・今永に完封負け…巨人と6・5差
8/19(月) 8:30配信
空振り三振に倒れ悔しそうにベンチに戻る会沢。後方は勝利を喜ぶDeNAナイン(撮影・堀内翔)
「DeNA1−0広島」(18日、横浜スタジアム)
広島が今季6度目の完封負けを喫し、3カード連続負け越しとなった。2試合連続で臨んだ「3番鈴木、4番松山」の新オーダーは不発。5番に入ったメヒアも無安打に終わり、天敵今永の前に散発5安打の完封負け。“バティスタ・ショック”が消えない中、首位巨人とのゲーム差は6・5まで広がり、リーグ4連覇を目指す王者が、いよいよ崖っぷちに追い込まれた。
熱狂と興奮に包まれた横浜スタジアムに、「VICTORY」の文字が躍った。赤ヘル打線は1点を追う九回、2死二塁の好機を作ったが、6番会沢が空振り三振。“バティスタ・ショック”を引きずるように今季6度目の完封負けを喫し、緒方監督は足早にベンチ裏へ引き上げた。
エース今永にねじ伏せられた。バティスタ離脱のため2試合連続で臨んだ「3番鈴木、4番松山」の新打線は空回り。初回、1死三塁では25歳の誕生日を迎えた鈴木が一飛、続く松山も三ゴロに打ち取られた。二回以降も沈黙のゼロ行進だ。22イニング連続で適時打が生まれず、タイムリー欠乏症に陥った。
試合後、松山は「何もないです」と言葉少な。鈴木も「好機を逃すと、ああなってしまう」と振り返った。
バティスタの代役と期待されたメヒアも、凡退を重ねた。6月28日の対戦(横浜)では今永に対して2打数2安打1本塁打と気を吐いたが、5番に抜てきされたこの夜は4打数無安打。「コントロールが良かった。バティの代役?もちろん責任は増えている。(打席に立てば)調子は上がっていく」と悔しそうに唇をかんだ。
ペナントレース終盤を迎えて、バティスタが記録した「26本塁打、64打点」の穴が簡単に埋まるはずはない。東出打撃コーチは「点が取れないなら、考えないといけない。調子の良い選手を上げるとかね」と、てこ入れを示唆した。迎打撃コーチもファームで打撃好調の長野の1軍昇格について「候補に入っている」と認めた。
残り29試合。首位巨人とは6・5ゲーム差まで広がった。いよいよ崖っぷちに立たされたが、緒方監督は「まだ29試合残っている。一戦一戦戦っていく」と言った。高ヘッドも「バティのことを言ってもしょうがない。今いるメンバーでやっていくしかない」と言葉を絞り出した。
20日からはヤクルト、中日と6連戦。下位チーム相手にまずは連敗を止め、チームの勢いを取り戻したい。
もう逆転優勝は崖っぷちになってきました。3カード連続の負け越しに、バティスタ選手のドーピング事件と、選手の皆さんのモチベーションが心配になる事態になっています。広島が優勝争いに食い込む為には、残り29試合を20勝9敗ペースで戦う必要があります。その為に必要なのは、先発とリリーフ投手陣の整備と、バティスタ選手の抜けた穴を埋める選手が出てくる事ですね。投手陣については、結構厳しい状況にあります。今2軍にいる床田投手とフランスア投手を昇格させるのが妥当かなと思います。先発は大瀬良投手、床田投手、九里投手、ジョンソン投手、野村投手で回していくしかないでしょう。勝ちパターンのリリーフ陣は、遠藤投手、中村恭平投手、菊池保則投手、中崎投手で回すのが妥当でしょうか。中崎投手にはまだ不安材料がありますが、今までの経験からして、彼に頼るしかありません。バティスタ選手の抜けた穴は、現状では2軍調整中の長野選手が一番良いのではないかと思います。ここに来て調子を上げてきてますし、長野選手自身のモチベーションも上がって来ているようです。
今シーズンも終盤になり、チームは首位読売に6.5ゲーム差に離され、もう後がない状況の中、選手の皆さんはスクランブル体制に入っていかなくてはなりません。必要に応じて1軍と2軍の選手を入れ替えながら、総動員で試合に挑むことになります。まずは明日からのヤクルト3連戦は3連勝が条件です。下位チームに負けるのは致命的になりますので、確実に勝ちを重ねていきたいところです。
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