スキー板を持った人が乗り込んできて
今まで滑っていたという感じでした。
というのも上下スキーウェアを
身にまとっていたからです。
車内のシートが結構埋まっていたので
多少戸惑いながら
別の車両へ移動していきました。
この列車は普通列車用のディーゼルカーなので
スキー板やスキー道具一式を置くような場所がなく、
デッキの隙間に器用に入れていたことに
列車に乗り慣れているような感じを受けましたね。
車窓にはスキー場らしき所が多くなってきたと
同時に山が両端に迫って
陽が出たり隠れたりしています。
天候はもう回復したので
銀紙に強烈なライトが当たったように反射し、
眩しい事この上ないのですが、
これもまたここならではの光景で
あまり味わうことのできないことなので
得した気分でもありました。
ただ、反射するのは光だけでなく
何と暖かい光も伴うので
顔が暑くなってきていました。
そんな中列車は松尾八幡平へ到着です。
ここ松尾八幡平で上下線の
行き違いのためしばらく停車します。
そういえばいつの間にか
車内には車掌以外にも
JRの職員らしき人が乗ってきていて
今はみんなでホームへ出て
タバコをふかしていました。
自分もそれに倣うようにホームへ出て
ひとまず改札を抜けて外へ出てみました。
改札といっても無人駅なので
切符は車掌へ見せ、
自分だからろくに見もせずに
表へ出ることができました。
車内が暖かかったのと
思ってより寒くないというのが重なって
上着を羽織らずにホームへ出ることができましたが、
それも一時で、やはり寒さが身に染みてきました。
小さい駅小屋を見て
思ったよりきれいだったことに
ギャップを感じながら車内へ戻ると
反対側に大館行列車が到着しました。
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