15時10分の定刻にホームへ滑りこみました。
郡山は福島に比べると
乗り入れている路線が多く、
東北本線上り列車の発車するホームまで
階段を使って移動します。
到着する列車を待つ間、今度は
ボックスシートが来るのかどうかと
いうことばかり考えていました。
そして折返し黒磯行になる
郡山止まりの列車が入線し列車の顔を見た途端
ロングシートと分かり残念です。
しかし、この列車に乗らないわけには
いかないので乗り込みシートに
腰掛けここでは寝ることに徹します。
車内はちょうど学校帰りと
買物帰りの人の混雑真っ只中で
立ち客がほとんどですが
おそらく駅に停車していくたびに
人が減っていくのだろうとは
予想していました。
そして15時28分、列車は
黒磯に向け郡山のホームから動き出しました。
シートに座って心地良い揺れに
いつの間にか瞼がくっ付いていて
目が覚めた時には、
車内に人がほとんどいないという
マジックみたいな状態が起こっていました。
目が覚めた理由は
ちょうど西日が差し込んできて
眩しかったからで
もし西日が無かったら
目が覚めなかったと思うと
ちょっと怖いくらい熟睡していたんだと感じました。
この辺りでは真冬だと
列車の遅れなどの被害により
接続する列車に乗れなかったと
いうこともありましたが、
今日は雪も溶けておりスムーズに
運行されています。
そして、16時32分定刻通り
黒磯駅ホームに滑り込みました。
到着したホームは端っこのホームで
上野行に乗換える為には
連絡橋を渡らなくてはなりません。
なんだか、はずれくじを引いたような感じでした。
自分はこの移動のことも考慮していたので
階段に一番近い先頭車に乗っていました。
階段を渡り上野行【通勤快速】に
無事乗り込みました。
発車は16時37分なので
あと3分ほど時間があります。
ちょうどキヨスクが目に入ったので
ビールの1本でも道中
飲もうかと買出しに出かけます。
ビールを飲むという事はそう、
この列車はボックスシート車なんです。
オレンジとグリーンの2色に
塗られた列車で、
最後の最後にボックスシートに乗ることができ、
ホッとしています。
上野までの2時間半は
ビールを飲みながら
夕闇に変わっていく車窓を眺めて
優雅に過ごせそうですね。
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