奥羽山脈をぶった切って走ってきた
今日の移動もそろそろ終りになります。
後は平地に向かって
下るだけなのでわりと気楽です。
福島からは東北本線に乗換える為
ここのようなローカルではなく
そこそこの列車が運行されているからです。
だから車内ではゆったりとしたまま
昼食をとりビールを飲みながら
山の中の景色をある程度楽しんでいました。
どういう感じかと一言でいえば
白く積もっている雪のわりには
陽射しが春っぽい色というところかな。
米沢を出ると山深くなっていくので
駅のホームが雪よけシェルターの中に
設置されていました。
これなら大雪が降ってもとりあえず
駅だけは営業できるといった感じです。
そして山の斜面には昔使用していたと
思われる線路跡があり、
山形新幹線開通に伴い
別ルートに移したのでしょう。
昔のレール上は走ったことが無いので
何とも言えないですが
景色的には余り変わらないと思えます。
大沢峠、板谷とシェルターの中にある駅では
5人ほどしか降りないで
乗ってくる人はいないまま
福島に向けひた走り、
板屋を過ぎると斜面を下り始め、
斜面が終わった辺りで住宅街の中に突入しました。
そして住宅街初めの駅
庭坂に到着しました。
そう言えば耳もいつの間にか
普通に戻っており気圧の差が
猛スピードで走るためきつかったのでしょう。
庭坂からは普通の列車らしくなり
人が乗ってきました。
耳も正常に戻ったし、今までは
ただ走っていてホームに停まるのが
儀式のような感じだったので
何だか懐かしい光景にぶつかったような感じでした(^^)
そして庭坂からは福島まで
ホントにすぐなので降りる支度をし、
奥羽本線に別れを告げる事にしました。
福島には定刻の14時06分に到着し
郡山行普通列車に乗り換えます。
14:22発の郡山行は
残念ながらロングシートなので
今までのようなリッチな感じはありませんが
もう後は戻るだけなので
ウトウトしながら移動すれば
いいやくらいに考えていました。
端から見れば関東地方神奈川県中央部に
住んでいる自分がまだ、
福島県にいること自体かなり
無謀とも思えますが、
実際この時間だとまだまだ
十分なくらい神奈川県に戻る事ができます。
今となってはそれも当たり前なので
驚きもしませんが、始めの頃を思い出すと
妙に懐かしくなっていました。
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