早速乗り込みます。
自分は先頭車の方へ乗り
ボックス席を独り占めできました。
ちょっと気になっている姉妹も
無事乗りそして座り上着を脱いで
お菓子を出し始めたのでもう大丈夫でしょう。
ただ、妹の方は
まだしっくりいっていない様子に見えました。
車内はまずまずの乗車数ですが
ほとんどが年配の方なので
病院へ行くのではないでしょうかね。
そんな風に思いながら先ほどと同じ所を
ゴトゴト走っていきます。
一度通っている所というのは
近いという感じになるのですが
この時も例外ではありませんでした。
そして大滝温泉へ到着すると
車内では続々と人が立ち上がり
ホームへ降り始めました。
何気なく駅舎の方を向くと
先ほどのバスが停車しています。
思った通りでしたが、
かなりの数の患者がいることに
医療の問題の大きさに直面した感じでもありました。
というのも、
医学の発達がどんどん進むことにより
人間の寿命も延びていっています。
長生きすることは良い事だと思いますが、
このままだと、なんとなく
ただ長生きするだけの人間が増えることになりそうです。
サラリーマンの定年が５５歳から６０歳に変わり
その後、何十年も生きるには
かなりのお金が必要となります。
だから、老後のための貯金ばかりが増え、
流通する金が減っているのではないでしょうか。
私個人的な考え方ですが、
寿命を無理に延ばすのではなく
自然に沿って生きていくという
考え方に変えなくてはならないと思う光景でした。
このまま時が進むと、
若者が少なくなり、
日本は滅びるのではないだろうか？
とまじめなことばかり考えていたら
いつの間にか列車は動き出していました。
