立ち客を乗せて走っています。
ちょっと都会中心地から
離れたところを走る
ローカル線というイメージですが、
思ったより利用者が多いのは良いですね。
さて自分の前のシートには
小学生の友達同士がズラッと
座っています。
そしておもむろに
トランプを取り出して
みんなで遊び始めました。
この小学生たちは、福山より
手前の大門から乗っているらしく、
小学校1年生なのに、電車通学なんて
すごいなぁと思っていました。
小学校は近くの公立で良いよなぁ。
というのしか自分の頭の中に
無かったからです(^^;
前のシートに座っている
小学生たちがどこで降りるのか
気にしている自分をよそに
福塩線は単線をゴトゴト
ペースを守って走ります。
しばらくは、
福山市街の中を走っていましたが、
次第に民家やアパートが増え
住宅街に変わりつつある頃、
空模様が怪しくなってきました。
そして、とうとう振り出しました
それもかなり強い雨で
窓ガラスにバチバチ当たっています。
夕立だとは思いますが、
真っ暗な空に吸い込まれるように
列車は進んでいます。
自分が外に出る頃には
止んでくれぇ―と
願うような気持ちでした。
大粒の雨の中、駅に到着するたびに
少しずつ車内から人が
降りていきますが、
前の小学生たちは降りる気配が全くないですね。
いったいどこから通っているのでしょうかね。
もしかしたら降りるのを
忘れてしまったのではないか。
とこちらが心配になるほど
長距離通学ですね。
そして、高木でやっと一人降り
次の鵜飼ですべての子が
降りていきました。
自分の隣に座っていた
中学生らしき少年たちも
前の子供が気になっていたらしく
やっと降りたなどと
いうことばが聞こえました。
いつの間にか雨も上がって
太陽が顔をのぞかせる頃
鵜飼の次の駅が終点府中でした。
17時46分に到着し、
おもったより時間が掛からなかったので、
十分通勤、通学圏内ですね。
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