単線の身延線を走っています。
良く見ると同じ日本なのに
今、住んでいる所とは
全く違った光景の中を
走っていることを実感します。
川や田んぼなど
田舎らしい所を走っているのですが、
なぜか川で遊ぶ子供や
田んぼにいるべき生物などが
何も見当たらなかったです。
山梨県は盆地なので
気温が極端に上がる夏には
太陽が強いこの時間に
外に出るのはあまり良くないのでしょうかね。
人や生物が全くいないのに
山に植えてある木は
風で左右に揺れています。
遠くの山々の表面も
左右に揺れているように見えます。
生物の存在を感じることができないのに、
木々だけが生きているような
初めて見る光景にしばし
見とれていました。
こういう自分にとって
非現実的なことは
なんだか得をした気分になれるので
ずいぶんとリフレッシュできた気がします。
山梨県内はかなり暑さが厳しかったので
外の景色を見ていると
太陽がギラギラしていて
暑いというのが何となく分かってしまいます。
自分の家ではクーラーなど
よっぽどのことが無い限り
入れることはないのですが、
電車の中はクーラーが効いていて
かなり快適に感じます。
そのことが優越感を
得ているようにも思えました。
途中途中の駅で行き違いのための
時間調整が度々あり、
その都度ホームへ降りてみます。
暑さよりものどかな自然の音に
心がまったりとしていました。
反対側甲府方面の列車も
ガラガラとまではいかないですが、
それでも立っている人が
見当たらないくらいなので
車内は静かに佇んでいるように
見えたのが印象的でした。
ちなみに最後尾は、
人を運ぶのではなく
物を運ぶスペースになっていました。
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