日本は世界で第一位の長寿国であり、ながらく長寿国で上位の座を占めてきた。
その理由は、日本食や医療技術の高さもあるだろうが、他国と比べお風呂に毎日のようにはいったり
家に入る時に履物を脱ぐなど、衛生的な生活習慣が文化としてあることも背景にあると思われる。
世界に200近い国がある中で、日本のように毎日湯船のお風呂に入る国は日本以外少なく、
ヨーロッパでも温泉がある国はハンガリーくらいで公衆浴場形式であり、個人の家での入浴は少ない様だ。
世界的に見れば毎日お風呂に入る日本人は特別なようで、外国ではシャワーが主体なようだ。
しかし、日本では冬の入浴など、入浴時の事故で毎年2万人近い方が亡くなっている。
原因はほとんどがヒートショクや飲酒での入浴のようだ。
その多くが高齢者であり、冬に外気温が低い中で、寒いからお風呂と思って、熱い風呂に急に入ることで
心臓発作を起こしたり、血圧が急上昇して脳などの血管が破れて脳卒中をおこし、
そのまま意識がなくなり溺れて死亡するケースが多いそうだ。
特に40度以上の熱めのお湯に長くつかると心臓や血管などに負担をかけてよくないそうだ。
ヒートショックなどお風呂での事故の予防法としては
1、お風呂に入る前にコップ一杯の水を飲む
2、冬は風呂で湯気を立てて、浴室を温めておく
3、酒を飲んだら入らない
4、心臓から遠い部位からかけ湯をして体に温熱してから入浴する
5、風呂に入る前に家族に声をかけておく
6、熱いお湯に急に入らない
7、熱いお湯には10分以上長い時間入らない
などが予防によいと言われている。
しかし、お風呂や温泉には健康効果や衛生効果などメリットが多いと感じる。
例えば以下の効果があると言われている。
・血流を良くすることで体の老廃物を除去する作用
・気分がさっぱりするリフレッシュ効果
・汚れた体を清潔にする衛生効果や酸性湯だと殺菌効果
・新陳代謝を改善し、冷え性などによい
・温泉だと薬効成分で腰痛や神経痛など体の痛みや美容に効果がある
入浴の基本は熱めのお湯には5分程度まで、ぬるめのお湯は20分以内がよいそうで、
熱めのお湯には緊張、神経興奮効果、ぬるめのお湯にはリラックス効果があると言われているので
温度によって、効果が全く異なることも留意しておこう。
自分でも体験済みだが、温度が40度と42度では熱さが大きく違うと思う。
たった、2度の差でリラックするお湯か、神経が緊張するかが変化する。
昔から入浴でも温泉は病気を治す効果があると言われ、入浴も健康に一役買っているのではと考えられる。
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