2018年04月20日
4回戦@ナゴヤドーム 広島7−11中日 7回一挙5点で逆転も再逆転を許し、連勝5でストップ。
広島 安部の絶妙バントから七回一挙5点のビッグイニング
4/20(金) 21:01配信
「中日−広島」(20日、ナゴヤドーム)
広島が2−4の七回、一挙5得点し試合をひっくり返した。
先頭の堂林が左中間への二塁打で出塁すると、二回に1号ソロを放った安部が意表を突いたセーフティーバントで内野安打をゲット。無死一、三塁と好機を広げた。会沢が一飛に倒れたものの、代打・鈴木が四球を選びすべての塁が埋まった。
1死満塁から田中の右前2点適時打で4−4の同点。続く菊池が5−4とする左中間への勝ち越し適時二塁打を放った。中日守備陣の中継プレーが乱れる間にもう1点を追加。バティスタも左犠飛を放ち、この回打者9人で5点を奪った。
今日の試合は先発野村投手が誤算でした。6回を投げて4失点でした。中日の拙攻もありましたので、まだ大量失点してもおかしくなかったと思います。ストレート、カットボールなども高めに上ずり、制球も乱れて正直話にならない程の内容でした。次回の登板は阪神戦になると思いますが、真価が問われる登板になります。
6回まで2−4とリードされての7回表に、中日先発の小笠原投手を攻めて、先頭の堂林選手のラッキーな2ベースをきっかけに、田中選手のタイムリー、菊池選手のタイムリー、バティスタ選手の犠牲フライなどで一挙5点を挙げて7−4と逆転しました。
本来ならここから勝利の方程式の投手リレーでつなぐべきところですが、昨日までで勝ちパターンのピッチャーが3連投しているため、7回裏のマウンドは中田投手になりました。が、中田投手が7安打を集中され大炎上。続くアドゥワ投手もタイムリーを浴び、この回8本の長短安打で7失点し、7−11となり、中日に再逆転を許しました。結果論になるかもしれませんが、中田投手は制球がかなりアバウトであるところから、勝ちパターンでの起用はちょっと怖い感じがしてました。今日のピッチングも、球がバッターのベルト付近の高さで、コースも甘いので、これだけの集中打を浴びてもおかしくありませんでした。ドリヨシ的には7回からはアドゥワ投手と薮田投手で最後までつないで行った方がいいと思っていました。その方が3点の貯金をはたきながらでも逃げ切れたと思います。
結局今日の試合は7回の攻防が全てになってしまいました。今日の選手達の疲労度はかなりあるのではないかと思います。しかし、広島の投手陣は四球も多いですが、ヒットも打たれ過ぎですね。今日も中日打線に20安打を許しています。相手打者への攻め方をもう少し考えて欲しいですね。
明日はデーゲームです。広島の先発はジョンソン投手です。先発ローテーションの中では安定感抜群なので、明日も中日打線を翻弄して欲しいですね。中日はジー投手です。前回の広島戦は6回を9安打6失点と打ち込まれています。打線は十分攻略できるはずです。明日はスッキリ勝って、今日の嫌な雰囲気を一掃させましょう。
6回戦@マツダ 広島5−4東京ヤクルト(延長12回サヨナラ) 全選手起用の総力戦で下水流選手がサヨナラ打!カープ5連勝!
広島が延長十二回、下水流がプロ初サヨナラ打「最高でーす」全選手起用の総力戦で5連勝
4/19(木) 23:08配信
「広島5−4ヤクルト」(19日、マツダスタジアム)
広島が今季初の延長戦で十二回、2死二塁から途中出場の下水流が右中間へはじき返し、サヨナラ勝ち。連勝を今季初の5に伸ばした。
広島は1点を追う土壇場の九回2死走者なしから、同点とした。田中が中前打で出塁すると、二盗を決め、菊池が右中間への適時三塁打を放った。
延長十二回も2死走者なしから試合を決めた。安部が左越え二塁打で出塁すると、下水流がプロ初のサヨナラ打を放った。
興奮冷めやらずお立ち台に上がった下水流は「最高でーす。安部が行く前に、“必ずつなぎますんで”と言ってくれたので、僕が絶対にかえしてやろうと、打席に入りました。スライダー一本で。最高に気持ち良かったです。みんな諦めず、みんなの勝利だと思います」とファンの声援に応えた。
最大4点ビハインドからの逆転勝ちとなった広島は、先発・岡田から薮田、一岡、中田、アドゥワ、中崎、ジャクソン、今村を投入するなど、ベンチ入り全選手を起用する総力戦となった。
ヤクルトは初回、広島先発の岡田から2点を先制。2死一、二塁から、雄平が右翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った。四回には広岡の適時二塁打などで2点を加え、リードを4点に広げたが、投手陣がリードを守れず。
先発・ブキャナンは6回3失点で勝ち投手の権利を持って交代したが、九回から登板したカラシティーが追いつかれ、最後は風張が力尽きた。
ドリヨシ的には、5回までの流れを考えると、今日の試合はダメかなあと思っていました。が、大変失礼しました。広島の粘りはすごいですね。
先発岡田投手は今日はピリッとしませんでした。初回、四球とヒットで2アウト1、2塁から、ヤクルト雄平選手のタイムリー2ベースで2失点。4回には四球で1アウト1塁から、ヤクルト廣岡選手のタイムリー2ベースで3点目。なお1アウト1、3塁から、ヤクルトブキャナン投手がスクイズを成功させて4点目を失いました。失点は全て四球が絡んでいます。岡田投手だけでなく、広島投手陣全体の課題ですね。
ヤクルトブキャナン投手は初回から安定したピッチングで、5回まで2安打と抑えられました。
しかし、6回裏、ヒットとエラーと四球でノーアウト満塁のチャンスで、松山選手がライト前に2点タイムリーで2−4とし、続くバティスタ選手もセンター前タイムリーで3−4と1点差まで詰め寄りました。そして迎えた土壇場9回裏2アウトから、田中選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く菊池選手の打席で2塁へ盗塁を成功させ、さらに菊池選手がライトオーバーのタイムリー3ベースを放ち、4−4の同点に追い付きました。ヤクルト抑えのカラシティー投手を攻略しました。
試合は延長戦になり、両チーム共決め手に欠けて、12回裏になり、それも2アウト。引き分けが濃厚かと思われましたが、ヤクルト風張投手を攻め、安部選手がレフトへの2ベースで2アウト2塁とすると、下水流選手が初球を叩いて右中間を破るサヨナラタイムリーを放ち、見事勝利をもぎ取りました。
今日の試合は今シーズンのベストゲームの一つに入るでしょうね。よく4点差をひっくり返しました。その原動力となったのは、リリーフ陣の粘りのピッチングでしょうね。特に9回に登板したアドゥワ投手です。1アウト満塁の大ピンチを迎えましたが、ヤクルト雄平選手をセカンドゴロ。荒木選手をピッチャーゴロに打ち取り、無失点に切り抜けました。彼にとってはまた自信につながったのではないかと思います。
これで広島は5連勝で首位をがっちりキープしました。5時間近くの長い時間のゲームでしたが、選手達の疲れも心地よいものになりそうです。本当にナイスゲームでした。ただ、岡田投手は猛省でよろしくです。
明日からはナゴヤドームで中日と3連戦です。明日の先発は野村投手です。前回は読売戦で5回8失点と不甲斐ない内容だったので、リベンジに燃えていると思います。制球力抜群のピッチングが見たいですね。中日は小笠原投手です。広島の右バッターがカギですね。バティスタ選手、エルドレッド選手、下水流選手のバッティングに期待です。
まだサヨナラの興奮がおさまりません!