広島・岡田が初勝利 チームは２カード連続勝ち越し ヤ畠山の代打２ラン実らず
4/5(木) 21:38配信
「ヤクルト４－５広島」（５日、神宮球場）
今季初先発した広島・岡田明丈投手が６回３安打２失点と好投し、今季初勝利。チームも２カード連続の勝ち越しを決めた。
岡田は初回、１番・山田にいきなり四球を与えたが、後続を断つと、リズムに乗った。最速１５０キロの直球にカーブなどを交えて、五回１死まで無安打に封じた。
３点リードの六回、２つの四球から２死一、二塁とし、ここでバレンティン、青木に連続適時打を許したが２失点で踏ん張った。七回の攻撃で代打・メヒアを送られて交代したが、その後も打線の援護があり、初白星を手にした。
打線は五回に丸が先制の３号３ラン。五回２死一、三塁からヤクルトの先発・館山の投じた初球の直球を左中間席へと運んだ。さらに七回には松山の押し出し四球で加点。九回には菊池の１号ソロが飛び出した。
先制３ランの丸はヒーローインタビューで「岡田が頑張っていたので１点でもと思った。次もいいピッチングしてくれると思う。（岡田には）打者に向かっていく気持ちを感じた。チャンスでランナーをかえせるように頑張っていく。昨シーズン同様にベンチの雰囲気もいい。新井さんと誠也が戻ってくれば、もっといい雰囲気になる」と話していた。
ヤクルトは九回、代打・畠山が、広島の守護神・中崎から左翼席へ１号２ランを放ち、１点差に迫ったが、そこまで。
岡田投手が変な心配を払拭するナイスピッチングでした。５回途中まで被安打０という、ほぼ完璧なピッチングでした。ただ、６回に２つの四球を与えたところがちょっと心配でした。これをきっかけにヤクルトバレンティン選手と青木選手にタイムリーを浴びましたが、完璧に打たれた訳ではないので、今日の岡田投手はかなりいい感じだったのがよくわかります。次回の登板はおそらく因縁の甲子園での阪神戦になりますが、しっかり投げてくれると信じてます。
７回は今村投手、８回はジャクソン投手、９回は中崎投手と必勝リレーだったのですが、中崎投手がヤクルト畠山選手に２ランを浴びて１点差に迫られました。中崎投手が調子が悪かった訳ではなく、出会い頭の事故的な被弾だったと思います。大した影響はないでしょう。
打線は今日先制の３ランを放った丸選手のバッティングが素晴らしかったですね。５回２アウト１、３塁の場面で、ヤクルト館山投手の投げた初球をジャストミート。打球は左中間スタンドへ着弾しました。丸選手は昨年から左方向へ大きな打球を打てるようになり、バッティングの幅が広がりました。今季これで３本のホームランですが、３本ともセンターから左方向です。ナイスバッティングでした。７回には松山選手の押し出し四球、９回は菊池選手のソロホームランで計５点を挙げました。
ただ、今日の試合は１２安打して５得点という、ちょっと非効率な形でした。つながりを意識して挑めば、もっと得点出来たと思いますし、早い回でヤクルト先発の館山投手をKOできたはずです。
もう一点指摘するならば、７回の攻撃で１アウト２塁に田中選手で、菊池選手がレフト前ヒットで田中選手が３塁を回って本塁に突入しましたが、ヤクルトレフトバレンティン選手の好返球で田中選手はタッチアウトになりました。ドリヨシ的に見ると、タイミング的に非常に厳しかったのですが、３塁コーチの玉木コーチは回しました。ここは１アウトですし、次のバッターが丸選手である事を考えると、無理して回す必要はなかったと思います。
さて、これでカープは２カード連続勝ち越しです。順調ですね。明日からマツダスタジアムでDeNAとの３連戦です。苦手意識を払拭するためにも絶対に勝ち越さなくてはなりません。先発は野村投手です。DeNA打線は不発だけに、野村投手らしいピッチングをすれば十分抑えられるでしょう。DeNAは石田投手です。カープは右バッターを並べてくるでしょうが、どんなオーダーでくるのか楽しみです。心配なのは天気ですが、どうなるでしょうね。
