青森と北海道函館を結んでいる
快速列車で津軽海峡をくぐる列車です。
青函トンネルを通る列車です。
編成はというと
機関車が客車を引っ張るタイプで、
定期列車でこのように
機関車によって客車を牽引する列車はほとんどなくなり、
普通切符で乗ることのできる客車は
この【海峡】だけになってしまいました。
5両編成で指定席が3両、
自由席を2両繋いでいます。
自分は指定券を持っていないので
自由席に乗ることになります。
自由席は2両目と5両目で
2両目はカーペットカーと呼ばれる車両です。
座席ではなく、カーペットが敷かれていて
イメージとしては船の桟敷席のような感じですね。
だから、既に家族連れで埋まっていました。
それに、
このときは、自由席とも思わなかったので
この2両目を無視し5両目の車両へ乗り込みました。
この【海峡】は喫煙可能な車両もあり、
5両目の車両は喫煙可能で
多少煙草臭いが、それは仕方ないので
潔くあきらめよう。
列車は青森15時20分発ですが、
なかなか出発しません。
どうやら秋田から青森まで向かっている
特急【かもしか】が遅れており
その列車の接続待ちといった状況のようですね。
しばらくすると隣のホームへ
【かもしか】が到着し
パラパラと人が移ってきて
【海峡】は動き出しました。
客車独特の「ガタン」という揺れとともに
引っ張られるといった表現が
ぴったりの動き出しです。
車内は程よく暖まっており、
デッキと客室の仕切のドアがあるため
割と静かですね。
というのも、
ホームを歩いていた時に
各車両からモーターらしき音がしており
うるさかったのです。
なぜ、動力車でもないのに
モーターの音がするのかというと
機関車が動力としてモーターを
動かし車輪を動かすのですが、
各車両への電気は送ることができません。
そのために客車には
いくつかの電源装置があるのです。
今、乗っている【海峡】は
14系といわれる車両で
この14系は全ての客車が
その客車分の電気を供給する
システムとなっています。
ちなみに同じような車両に
24系というものがあり、
こちらは各車両に電源車は無い代わりに
1両だけ電源車用の客車が連結されています。
青森を出た【海峡】は津軽線を走り
蟹田まで行きます。
蟹田からは津軽海峡線に入り
青函トンネルをくぐり北海道へ上陸し
知内、木古内となります。
そして江差線と合流して
函館まで走ります。
残念ながら、自分は日程的に
北海道へは渡れません。