連絡列車が到着すると
一気ににぎやかになりました。
ここまで乗る人がいれば
廃線は免れるのでは。
と思いましたが、
これも廃線するかもしれないという
噂が呼んだ人たちかもしれませんね。
自分がそうですから。
列車は、可部を出発すると
テープによるアナウンスが流れます。
ワンマン運転ですからね。
ですが、今日はテープの
アナウンスもそれほど気になりませんね。
それは車内の雰囲気によるものかもしれません。
地元のおばちゃんたちの会話は
方言が入っていて意味が分からないし、
観光に向かう人はカメラを
ずっと車窓に向けているし、
なんだか初めてこんな感じの
列車に乗りました(^^)
自分も車窓を眺めながら
三段峡というところが
どういうところか想像しながら
列車の揺れに体を任せていました。
先ほどまでの住宅地が
だんだんと田舎風景に変わっていく
車窓を食い入るように見ていると
川が見え始めました。
三段峡の方から流れてきているんですかね。
かなり澄んでいる水で
この辺りの自然の豊かさを感じました。
そして、民家という感じの家が増え、
マンション、アパートが無くなり
田舎がさらに田舎になりました。
日差しもさらに強くなり
クーラーの効きもあまり効果が
ないような車内になりつつあります。
地元の人は、駅に着くたびに
少しずつ降りていきます。
乗ってくる人はほとんどいませんが、
ときどき乗ってくる地元の人がいるのには
驚きました。どこへ行くんだ??
加計に到着すると上り(可部、広島方面)
列車待ちの人がいて、
なんとなくホッとしました。
人がいるということにです。
加計で行き違いを行い、さらに
山奥へ向けて列車は動き出しました。
ちなみに加計は「かけ」と読みます。
加計を出ると緑が濃くなってきます。
そして山が迫ってくるような
隙間を列車は縫うように走ります。
可部からは登りが多かったのか
ディーゼルエンジンをウォンウォン
唸らせながら走り、
やっとこさ三段峡へ到着しました。
ホームに降りたのは
観光客と自分たち鉄道旅の人と
わずかな地元の人でした。
地元の人たちは、
お土産屋やその他この三段峡駅周辺の
店に散らばっていきました。
お店をやっている人たちだったんですね。
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