3両編成の普通列車は、
最後尾に自分ともう一人の女の子
だけを乗せて走ります。
不安定なジュースが気になりながら
走っていると突然、
すごい音がしました。
ジュースがひっくり返ったんです。
すごい音と同時に女の子も
起きて慌てふためいて
こぼしたところを拭き始めました。
焦っているので、どこをどう
拭いているのか分かりませんが、
女の子にはジュースが掛からなかったようで
良かったですね。
自分は手伝いたいのですが、
今到着した駅で降りなければならないので、
女の子に近付き
ポケットティッシュを一袋そのまま
手渡してなんとなく
未練を残しながら列車を降りました。
そのときにはやはりなんとなく
動揺していたのでしょうね。
車掌に切符を見せるのを忘れ
呼び止められる一幕もありました(^^;
女の子の名前も顔も分かりません。
けれどもそれが旅というものでしょう。
たった8分間の移動中に
このようなことがあったので、
ちょっと興奮気味でホームを歩きました。
降りた駅は、誕生寺という駅で
改札なんていうのは飾りだけの
小さい駅です。
そして、駅のホームでは
女子中学生たちがおしゃべりに
夢中で、駅というよりは
公園の中のベンチという感じでした。
駅前に出ても何もなく
バスなどの大きな車は
入ってくるのが難しいくらい狭いです。
駅舎はというと小屋を大きくしたもので
この場所でこの雰囲気にマッチしていました。
ところで、この誕生寺ですが、
誰の誕生?なんでしょう。
あの法然上人が生まれた土地
ということで名付けられたようです。
だから、と言ってしまえば
それまでですが、
誕生寺などと思い切った駅名なので
良しとしましょう。
さて、なぜ誕生寺で降りたのかというと
津山行との時間調整のためです。
誕生寺に到着してから8分後に
津山行が到着するので、
散策もそこそこに
ホームへ戻りました。
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