すぐに日豊本線とは分岐して
山の方へ向かって行くようになります。
クーラーの効きもたいして
良くはありませんが、
自然のど真ん中を走る開放感は
そんなことを関係ないとでも言うような
メッセージを送ってきているようでした。
少しずつですが、
山を登っているので、
のんびりと走っています。
のんびりという言葉は
この列車のためにあるのかと
いうくらいぴったりの雰囲気でした(^^)
駅に停車したので、
たまたま先の方を見ると、
広い畑にトラクターが1台
ポツンと置かれているかのように
動いています。
太陽が真上に来る一番暑い時に
よく頑張るものだと感心しました。
この畑に限らず、
この吉都線沿線は
広い原っぱや畑が広がっていて
九州らしい土地の真ん中を
レールが敷かれている感じでした。
山の間と、広い空間とを
交互に走って先を目指します。
こういった車窓からの風景は
日本でも数少なくなってしまいましたね。
しばらくは大きな駅が全く無かったのですが
小林付近で車窓に動きが出てきました。
小林に近付くにつれて
民家だけでなく集合住宅が
見え始めたのです。
集合住宅といってもアパートくらいですが。
小林というと、
以前高校野球全国大会の甲子園にて
小林西高校がかなりの成績を残した記憶があります。
その小林西高校も
列車内から確認でき、
大きな集落へ到着しました。
乗客も結構降りて、
車内がだいぶ閑散としてきました。
小林から乗ってくる人は
あまりいないので、
どうも都城へ出かける人が
多いということらしいですね。
列車は定刻に小林を離れ
次第に小林の街を後ろに
置いていくように進みます。
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