筒石駅へ戻ると先客が一人います。
先ほど坂ですれ違った人で
この辺りを散策している人とばかり思っていました。
まさか列車に乗るつもりだったとは
微塵にも思わなかったので
かなり驚きました。
ビールが汗となって
噴き出していますが、
涼しい風に体温が奪われ
その汗もすぐに引きました。
駅舎内の待合室は狭いので
外で軽い昼食にします。
のんびりしていて
よく駅があるなぁと
感心するような場所です。
通勤通学に利用している人が
いるというのだから驚きで
その人たちは足腰が強くなるでしょうね。
たまにはこういう何も無い
自然だけの中で過ごすのも良いのですが、
やはり丸一日いることは無理だなぁ。
小1時間ほどが自分にとってはベストでしょう。
それくらい自分が都会に
染まってしまっているんですね。
たまに下の方からゴォーという
地響きがしてきます。
どうやらトンネルを走っている
貨物列車の音らしく
地上のここまで聞こえてくることに
びっくりすると同時に
地の底から吠えている感じなのが
恐ろしく思えました。
ポツポツ雨が降り出したので
待合室に入って雨をしのぎましょう。
自分は筒石から直江津方面に乗るのですが、
先に来ていた人は糸魚川方面へ行くらしく
糸魚川方面の列車が先に到着するので、
自分より先にホームへ下りていきました。
しばらく待合室で
備え付けのノートなどを眺めていると
ここが目的で来る人が多いことに気付きます。
自分はかなり変わっていると
思っていたのですが、
このような珍しい駅は決して
みんな行きたくないわけではなく
行けないだけなのでしょう。
そう思うと自分の行動力と
行動範囲の大きさには
ちょっとばかりうれしくなりました(^^)
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