なんとか席を確保したら
ホームへ降りてしばらく
ボッーとしていました。
発車間際になって乗ってくる人も多く
立ち客が出るまでになりました。
こんな盛況は大糸線では
久しぶりではないでしょうか。
しかも全員がおそらく
糸魚川まで行きます。
だったらもう1両増結を望みたい。
ところで、ここで変なことがありました。
自分たちが5人掛けのシートに
座っていると目の前におじさんが来て、
「ここは7人掛けじゃないのかね?」
気持ち的には何で自分は座れないんだ。
と言いたそうでした。
いやぁ見れば分かると思いますが
首都圏の列車とは明らかに
巾が違うでしょ。
と言ってやろうかと思いましたが、
別に話を複雑にするのも嫌なので
無視していました。
周りはというとみんな唖然としていました。
物理的に無理なのに
自分の考えを固持して文句を言うのは
良くないなぁと思いますね。
定刻7時55分に南小谷を出発します。
車内はなぜか体形の良い人が多く、
かなり暑苦しい。
実際のところ
気温的には涼しいくらいなのに
雰囲気が暑いということです(^^;
しかもこの体形の良い人たちは
扇風機を回し始めて、
今度は寒いくらいです。
少しは周りのことも考えて欲しいと
つくづく思いました。
しばらくドコドコ走っていると
川に沿って蛇行しながら
先へ進むのが分かります。
途中駅で乗ってくる人も
この混み方に驚きを隠さず
表情をモロに出しています。
ただ、次の列車を待つにも
数時間は待たなくてはならないので
仕方なく乗ってきていました。
自分の隣に座っているのは
小学生でよく一人で旅しているなぁと感心します。
きっと【ムーンライト信州】で
こちらの方へ来たのでしょう。
ただ、興奮と緊張のあまり
良く眠れなかったのか
それともただ眠たいだけなのか
ずっと寝ていました。
夏なのにこちらは
涼しい気がするのも不思議な感覚です。
特にローカル列車に揺られていると
都会の雑踏からは比べることのできない
のんびりとした空気が漂っているのを
直に感じ取ることができます。
だから暑くてもイライラせず
暑いということを素直に
受け取れてしまうのだと思いますね。
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