@共感性をオフに
普通の人と言うのは、他人と接するときに無意識に共感性を発揮してしまいます。
「病気になった」と言われれば、辛い気持ちに共感し、「それは大変だね」なんて言います。
しかし、自己愛性人格障害者の場合、他人と接するとき共感性は発揮されません。
彼らが使うのは計算などを行うのと同じ領域です。
この場合、どうしたらより自分にとって得なのか計算して言動を決定するのです。
だから、自分より強い相手が「病気になった」と言えば、「それは大変ですね。頑張りすぎなんじゃないですか?」なんてことを言い、自分より弱い相手が言った場合は、「だから何?それで仕事が出来ないなんて言わせないよ」なんて冷酷なことが言えるわけです。
よく、妻が病気になった時、夫が「俺の晩飯はどうなるの?」なんて聞いてきた、というような酷い話をネットで目にしますが、それも共感性のなさ故です。相手を思いやるより、自分の損得に頭がいってしまうのです。
で、自己愛性人格障害者の気持ちに近づくには、このように無意識に働いてしまう共感性を、意識的にオフにすることが大事です。
誰かが「病気になった」と言ったら、意識的に共感しないようにし、自分より相手が強いのか弱いのか計算するのです。
多分、最初はちょっと時間がかかると思います。普段してることではないので。でも練習すれば早くなります。
自己愛性人格障害者は、こういう思考を普段からしているので、反応もものすごく早いんです。
(逆に、雀の涙の共感性を働かせようとすると時間がかかります。)
A勝ち負け思考に
普通の人というのは、AさんとBさんがいた場合、Aさんがロレックスの時計、BさんがCASIOのG-SHOCKだった場合、「Aさんすごい時計しているなぁ」と思うだけです。それでAさんがBさんより優れているとは考えません。
しかし、自己愛性人格障害者の場合、AさんはBさんより優り、BさんはAさんより劣った存在となります。
AさんBさんの人格とか、バックグラウンドとかは関係ありません。
ロレックスをしている方が勝ちなのです。
ベンツとダイハツだったらベンツの勝ちだし。
シャネルとユニクロだったらシャネルの勝ちだし。
ブランド物を持っているのといないのでは、持っている人の方が勝ちだし。
つまり、色々な物事を勝ち負けで判断しているわけです。
しかし、人間と言うのは色々な生育環境や経験でそれぞれ性格が変わってきます。
一卵性の双子として同じDNAをもっていたとしても、生育環境や経験が異なるせいで、次第に性格や趣味・好みが変わってきたりします。
それと同じように、同じ自己愛性人格障害者と言えども、何を勝ちとみなしているかはそれぞれ違うのです。
ある人は、自分の着るもので勝ち負けを意識し、
ある人は、持っている資格で勝ち負けを意識し、
ある人は。夫の年収で勝ち負けを意識し、
その人が属するコミュニティによっても違ってきますし、付き合う相手が変わることにより、勝ち負けを判断するポイントも変わってきたりします。
でも、一つ絶対と言えるのは、彼らは勝ち負けにとらわれているのです。
他人に勝つ事を渇望しているです。
それと同時に負けることが大嫌いなので、勝てる勝負はしますが、自分より強い相手には媚びへつらいます。
そういう風に、物事を勝ち負けという観点で見るようにしていると、自己愛性人格障害者の思考に近づくことが出来ます。
暇な人は、この二つを念頭に置いてちょっと生活してみてください。
なんで彼らが空っぽなのかわかってくるかもしれません。
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今回の記事は、がむさんやりんごさんのコメントにインスパイア(笑)されて書きました。
私が被害を受けた自己愛は、ブランド物にはあまり執着していたなかったので、全員が全員、ブランド物にこだわるかと言ったらそうでもないんですけどね。
>好きだった当時はそんな彼の姿も向上心があってお洒落でカッコ良いなぁと…私もバカでした。笑
いや、仕方ないですよ。あいつらも、相手に取り入るために色々と都合の良い事言いますからね。
一度も自己愛の被害に遭ったことのないような人は見極めるのは困難だと思います。
>自己愛性は子供時代(小中高)くらいからこんな生き方なのですか?
>それとも大人になって段々と本性をあらわしてくるのでしょうか?
基本、子供時代から勝ち負け思考なのですが、世間体第一なので、スクールカーストがある学生時代なんかはキョロ充ポジションなんかに収まっていることが多いですね。
リーダーやっていて、それなりに人望があるように見えるけど、裏で誰か一人をターゲットにいじめている場合もあります。
>またお時間があるときにでもこのような記事も書いて頂ければ嬉しいです。
インスピレーションが沸いたら詳しく記事にしますね!
今回も興味深い内容に思わず読み入ってしまいました。
私の元彼もまさに『ブランド大好き男』でした。笑
好きだった当時はそんな彼の姿も向上心があってお洒落でカッコ良いなぁと…私もバカでした。笑
そんなことでしか人を見れないなんて、どこまでも可哀想な人生ですね。
ばんまつりさんのブログをつくづく思います。
自己愛性は子供時代(小中高)くらいからこんな生き方なのですか?
それとも大人になって段々と本性をあらわしてくるのでしょうか?
またお時間があるときにでもこのような記事も書いて頂ければ嬉しいです。
コメントは非公開にしてほしいとのこと、配慮が足りず申し訳ありませんでした。
(以前のコメントも削除しておきました。)
他人が分からないように攻撃してくるのも自己愛、特にモラハラの特徴ですね。
言っていることは、一般常識的なことや正論だったりするので、他の人が聞いても分からないことも多いんですよね。
本当、ビビリで陰湿でウンザリします。
>自己愛さんって、時計やらスーツやら車やら、高級ブランドで揃える人が多いですよね汗
そうなんですよね。なんか、ブランドにこだわりを持つ人が多いんですよね。
全員が全員ではないのですが。
>彼らの思考を想像してみると、どれだけ非道な人間なのかがわかりますね。。人間なのかな?w
人になるのに失敗した可哀そうな生き物だと思いますよ。
目の前の勝敗にとらわれ、人としての楽しさとか、喜びとかを知らずに死んでいくんですよ。
本人も、薄々なんか変だな?と不安を感じているので、常に誰かに勝っていることで「こいつよりもましだ」と安心する。そういう人生しか送れないのだと思います。
>個人的なリクエストなのですが、自己愛にターゲットにされやすい人の特徴について、いつかお時間のあるときにブログにして頂ければ嬉しいです!
基本、ターゲットにされやすい人は、"優しくていい人"です。
インスピレーションが沸いたら、記事にしますね!
おっと興味深い記事がupされている(´∀`)
自己愛さんって、時計やらスーツやら車やら、高級ブランドで揃える人が多いですよね汗
彼らの思考を想像してみると、どれだけ非道な人間なのかがわかりますね。。人間なのかな?w
個人的なリクエストなのですが、自己愛にターゲットにされやすい人の特徴について、いつかお時間のあるときにブログにして頂ければ嬉しいです!