モラハラだと気づかなかった当時は自分が本当にとんでもなく愚かで劣った人間に思え、生きていくのがつらかったです。
精神疾患ギリギリだったかもしれません。
しかし、同僚の行為がモラハラだと気づいてからは、同僚と離れるため別プロジェクトに移り、そいつと仲が良い人間とも極力関わることを止めました。
そして、2020年の今。
2015年の頃と比較しても特に人間的に成長しておらず、まともな人間になったわけでもなく、何かを実現するために特に努力をしているわけでもないのですが、私は今とても幸せです。
そして、私が"今の自分"であることについて、特に周囲から批判を受けたり文句を言われたりすることもありません。
私自身も、自分自身について満足しています。
で、思ったんです。
やっぱりターゲットである自分が幸せであることが自己愛性人格障害者に対する一番の復讐だな、という事に。
自己愛性人格障害者は自分というものがないため常に他人との比較で生きています。
そのため仕事で怒られたり、自分より優れた誰かを見たり、自分以外の誰かが褒められたりしているなど、「自分は負けた」と認識せざるを得ない状況になると強いストレスを感じます。
そして、ターゲットに自分自身の劣った部分を投影し、ターゲットを虐待することでストレス発散しているのです。
なので、ターゲットが感じる劣等感や罪悪感、絶望感は本来ターゲットのモノではなく、自己愛性人格障害者のモノなのです。
そうして自己愛性人格障害者は"自分自身の劣った部分の寄せ集め"としてターゲットの事を自己同一化し、自分自身の負の感情のごみ箱にします。（距離感がおかしいわけです。）
ハラスメント渦中の時はターゲットも「自己愛性人格障害者は私のすべてを見抜いている」ような気がしますが、それも奴らの繰り出す卑劣なマインドコントロールであり、本当にすべてを見抜いているわけではないのです。
なので、自己愛性人格障害者のより良きターゲットにならないためには、「私はお前とは違う人間だ」という事を言動で示すことが大事なんですね。
自己愛性人格障害者が何か言っても同意せず「へー、"あなたは"そう思うんですね」とか、意見を言わないで首をかしげるしぐさをするのも良いらしいです。（下手に反対意見を言うと攻撃の機会を与えてしまうので注意なのだそうです。）
でも一番いいのは心理的・物理的に距離を置くことだと思います。
「苦手な人からは物理的な距離をとることも大事」という記事にも書きましたが、心の距離を離したい人とは物理的な距離も離した方が安心につながるからです。
モラハラ渦中にあった時、私は自己愛性人格障害者の劣等感や罪悪感、絶望感をモロに引き受けてしまっていたため、自分自身であることが辛くて仕方ありませんでした。
でも自己愛性人格障害者と離れ、安心安全な環境にいる今は、劣等感や罪悪感、絶望感を感じることもなく、とても幸せです。
「自己愛性人格障害者と同一化された環境から離れ、自分自身でいる事で幸せであること。」
これが、自己愛性人格障害者への一番の復讐なんじゃないかと思います。
なぜなら、彼らは自分がないので、「自分自身でいる事」で幸せになることはないからです。
哀れですね。
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