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2019年02月03日

「純粋な知覚」は存在しない

私たちは、知覚が感情を湧き起こすことはありますが、知覚と感情は分けられるものだと思いがちです。

しかし、知覚と感情は分かちがたく結びついているので、感情と結びつかない「純粋な知覚」というものは存在しません。

知覚が私たちの意識に登る時には、必ず何らかの感情が浮かんでしまうのです。

知覚、運動、認知に関する後頭葉・頭頂葉と、感情や社会生活を担う側頭葉と前頭葉は完全に別々に動いているわけではないのです。

例えば、側頭葉に損傷を負った人の場合。

物体や人間の顔の識別は出来ますが、そこに何の感情も起こらない、という事があるそうです。

そうなると、自分の両親を見ても「そっくりの替え玉」と思い込みます。

両親の顔を見ても、沸き起こるべき感情が起きないからです。

そのため、「両親に見た目はそっくりだが、実は別人である」と思わなければ納得できないのです。

感情が沸き起こるという事は、物事の好き嫌いなどを判断する偏桃体が活動しているという事です。

そして、視覚情報が偏桃体に流れ込む速度は非常に速いのです。

これは、目の前にヘビなどの外敵が現れた時、脳が即時に「闘争・逃走反応」を開始するためです。

(「あ、ヘビだ〜。」なんてのんきにしていたら噛まれて死んでしまうかも知れませんから。)

だから、知覚と感情を切り離すことは非常に困難なのです。



また、脳内で人間関係での「痛み」を感じる部分と身体的な「痛み」を感じる部分は同じだと言われています。

そして、不安を感じている時や、痛みに注意を向けている時には、痛みに対する感情は大きくなります。

(逆に、リラックスしている時、注意散漫になっている時は痛みに対する感情は弱くなります。)

なので、いじめやハラスメントなどで辛い思いをしている場合、もちろんリラックスしている状態ではないわけですから「痛み」をより強く感じてしまうわけです。

だから、加害者の姿を見たり、以前より程度の少ない加害であっても、被害者にとっては強い「痛み」として感じられてしまうのです。



おそらく、いじめやハラスメントの加害者はそのことを無意識に分かっています。

だから、いじめやハラスメントにあったら、さっさと逃げて安心・安全な場所を確保することが回復の近道なんですね。

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