自己愛性人格障害者と言うのは、共感性が乏しい人たちです。
彼らは、普通の人と比べてどんな世界を生きているのでしょうか。
普通の人は、他人と会話した時、自動的に共感性が働いてしまいます。
例えば、
「うちで飼ってた猫が死んじゃったんだ。」
と言われたとします。
普通の人は、何か大事なものを失ったという相手の感情に共感し、自分の心も痛みます。
そして、「それは辛かったね。」とか、「大丈夫?」とごく自然に声をかけることが出来ます。
しかし、自己愛性人格障害者の場合、まず「猫が死んだ?だからなんだというんだろう。」というように理性的に考えます。心は痛むことはありません。
そして、相手と自分の関係性により、相手にかける言葉も変えてくるのです。
もし、相手が自分より強かった場合、
「それは大変でしたね。さぞかし辛いでしょう。」
というような感じになるでしょう。自分の心も痛んでいるふりをします。そして人はそれに簡単に騙されます。本当に心が痛んでいるかなんて外からは分からないですから。
(自己愛性人格障害者にとって、自分以外の周囲の人間は騙されやすいバカみたいに見える事でしょう。)
しかし、相手が自分より弱かった場合は、
「だから何なんだ?仕事をサボる理由にはならないぞ。」とか、「猫が死んだくらいでメソメソするな。うっとおしい。」
というような感じになるでしょう。
共感性がないと、このように相手によってコロコロ言動が変わります。自分の心は痛まない、そして常に目の前にある勝負に勝とうとするためです。
自己愛性人格障害者の言動は一貫性がないのが多いのですが、これが原因なんですね。
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