私は、遺伝から来たものであれ、環境によるものであれ、それは"勝ち負けに対する異常な執着"だと考えます。
そもそも自己愛性人格障害の人たちは、勝ち負けにこだわる傾向があります。
でも、それは自己愛性人格障害の特徴の一つではなく、すべての特徴のベースにあるものだと考えるとつじつまがあうのです。
他人の幸福や不幸に対し、同じ気持ちを抱く心理状態である「共感」というのは、多くの人が知っていると思います。
しかし、逆に野球やサッカーなどの試合で勝者が敗者の悔しい表情を見て喜ぶ「反共感」と呼ばれる感情もあるらしいのです。
反共感は前頭葉の前部帯状回と呼ばれる部位に現れる「フィードバック関連陰性電位」という電気信号で測定できるらしいのですが、自己愛性人格障害の人は、これが通常の人よりも強いのだそうです。
どうして「フィードバック関連陰性電位」が強くなってしまうのでしょうか。
遺伝的に強い家系であるということも考えられますが、環境でも強くなることがあるのではないでしょうか。
たとえば、以下のようにあらゆることを他人と比較して優劣をつけながら子供を育てるとします。
「どうして○○ちゃんはできるのにあなたはできないの?」
「あなたはほかの子より××ができて偉いね。」
「○○ちゃんに負けるなんて。どうして勝てないの?」
子供は、ありのままの自分ではなく、常に誰かと比較して勝つことで自分のアイデンティティを確認するようになるのではないでしょうか。
そんなことばかりして生きていば、誰かと比較しなければ自分がない空っぽの人間ができてしまいます。
自分が空っぽだということはとてつもない不安です。
なので、自己愛性人格障害の人は、常に誰かより勝っている自分という状態が必要なのだと思います。
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年金とか生活保護とかで生きてるんですかね。
叱らない育児が流行っている昨今。
日本の将来がちょっと心配です。
80代のママも限りなく甘いようでした
息子に「俺と弟を産んだ罪だ」と言われながら
2人の精神疾患の息子と高齢の夫のために
尽くしてるんだろうと思うと切ない
助けて!と言おうと思ったことはないのかな
運命と受け入れてるのかな
この一家がどうなっちゃうんだろうと
思います
誰も働いてないのに
これ、自己愛に言われたことあります。うざかった〜
ただ自己愛が自己愛になった原因は親からの甘やかしだと思う。
親なら自分の子供の発育が他の子供より明らかに遅れていたり病気があって産まれたら不安になってしまうもの。そしてあわよくば、我が子が他の子より人気者で優秀であって欲しいと願ってしまう。それはわからなくもない。いくら綺麗事を言っても他人の子供を素直に褒められない。自分の子供が一番かわいいといった感情はわかる。
勝ち負け思考は何も自己愛だけでなく普通の人であってもある。
しかし、普通の人ならうだつのあがらない現実を受け入れるが、自己愛性人格障害は自己愛を傷つけないように生きる。負けを認められない。
理想では自分の子供が優秀であって欲しいが他人の子供の方が明らかに出来が良い。ここで普通の人なら素直に負けを認めるが、自己愛の親はあんな子は大したことないわよあなたのほうが凄いとただひたすら自己愛を甘やかしたんだろうと思う。
自分の子供が明らかに悪いことをしても認めない。あなたは悪くないよ。あなたは悪くないよと甘やかされ結果自己愛が完成。
自己愛に間違いを指摘しようものなら百倍にして返される。自己愛に恥をかかせたらうらまれる。そして百倍返しの恥をかかせられる。自己愛は負けた!と思うと反共感をフル活動させターゲットを追い詰める。人格形成の時期に負けを認める経験がなかったのだろう。 親もびっくりだろう。自分が甘やかしたせいで子供が自己愛を誇大化させて人格障害に進化(笑)していたなんて。