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2017年09月10日

【モラハラ】私さえ我慢すれば…は間違い

モラハラって、傍から見て分かりにくいものだし、本当に自分が悪いような気もしてくる(自分を責めさせる行為)なので、「自分さえ我慢すれば丸く収まるから」と、我慢してしまう事が多いと思います。

でも、それは間違いなんです。

@加害者は無自覚である

モラハラしてくる奴は、本当に自分が正しいと思っています。

いくら言っていることが理不尽でも、自分が正しいと信じて疑わないのです。

自己愛性人格障害と言うのは病識がないですから。

例えば、目の間でひったくりが起きたとします。

これは、完全にひったくりをした犯人が悪者ですよね。

そんな風に、モラハラ加害者はモラハラ被害者を見てるのです。

「こいつはひったくりをした犯人なんだ。完全な悪者なんだ。」と。

そういう感じに自分も被害者もマインドコントロールしてくるので、加害者は自分が正義に基づく行為をしていると気持ちよくなってるし、被害者は本当に自分がひったくりなんかの犯罪を犯したかのように罪悪感に苛まれるんです。

だから、被害者が我慢をすればするほど、被害者が悪の権化だと自分自身をマインドコントロールしている加害者の行為はどんどんエスカレートしていくのです。

A周りが気付きにくい犯罪行為である

モラハラというのは、加害者=正義、被害者=悪、という形をとるために、虐待が分かりにくいのです。

だから、もし被害者の周囲に、被害者を助けてあげたい、という人がいたとしても、被害者が「私が我慢すればいい事だから」と思って相談などをしなければ、周囲も手を差し伸べることが出来ません。

幸い、昔と違って今はモラハラというものの認識がかなり世間に浸透しています。

加害者にされていることで、自分が精神的に苦しいのであれば、それを我慢せず誰かに相談することで、これ以上の被害に遭わずにすみます。

B我慢することは人権侵害を助長している

いじめられたり、虐待されたりすると、なぜ辛いのでしょう。

それは、被害者の人権が侵害されているからです。

人は生まれながらに人間らしく自由に生きる権利を保障されています。

いじめや虐待は、それを侵害する行為なのです。

だから、怒って良いのです。

あなたは、いじめや虐待に対して、怒ったり反抗したりする権利を生まれながらに持っているのです。

それに、もしあなたに子供がいた場合。

あなたがいじめや虐待を受けて我慢するということは、子供に対して、「他人の人権というのは尊重しなくても良いんだ」というメッセージを与えてしまうことになります。

そうじゃないでしょ?

男女の性別や、人種、国籍、家柄などで差別するのは間違いなんです。

全ての人は、人間として生まれたからこそ尊重しあわなければいけないわけです。

だから、モラハラを我慢するという事は、自分の人権を侵害させ、周囲の人々に「私は人権が侵害されて構わない人間です。」というメッセージを与えてしまうので、間違っているわけです。

参考:
いじめと人権






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この記事へのコメント
ひつじさん、コメントありがとうございます。

>最近私が嫌な人に遭ってしまって、その時に思いっきり「私は不快だ」という態度をしたという話をしたのですが、子どもも私と同じで温和な性格なので、そういうのはちょっと・・・という反応だったのですね。
>それで、やはり失礼なことをされたら怒らないといけないと。

私も娘さんと同じような人間でしたね。

だからこそ、

>自分に非がない場合はもちろん、自分に非があったとしても、やり方が失礼だったり、行き過ぎていたりしたらそこは怒っていいと。
>少なくとも不快だという態度を示さないといけないと話しました。

というのが大事だということもすごく分かります。

娘さんはまだ深刻なハラスメントを受けたことがないので、ピンとこないのかもしれないですね。

でも、何かあった時に「嫌と言う・逃げる・誰かに話す」という選択肢が思い浮かぶようになるためにも、普段から話をしておくのは良いですね。

Posted by ばんまつり at 2017年09月16日 09:24
ぱんまつりさんこんにちは。
今日、子どもに記事のような話をしたところです。
最近私が嫌な人に遭ってしまって、その時に思いっきり「私は不快だ」という態度をしたという話をしたのですが、子どもも私と同じで温和な性格なので、そういうのはちょっと・・・という反応だったのですね。
それで、やはり失礼なことをされたら怒らないといけないと。

自分に非がない場合はもちろん、自分に非があったとしても、やり方が失礼だったり、行き過ぎていたりしたらそこは怒っていいと。
少なくとも不快だという態度を示さないといけないと話しました。

リンク先も読みました。
子どもの学校で、CAPという子どもへの暴力防止プログラムを学んだのですが、そこではすべての人が持っている権利が「安心・自信・自由」で、これらが侵されると感じたら「嫌と言う・逃げる・誰かに話す」ということを勧めていました。
Posted by ひつじ at 2017年09月15日 23:20
がむさん、コメントありがとうございます。

コメントの件、配慮が足りず申し訳ありませんでした。

>バッタさん逃したんですね、家で飼うのは難しそうですよねー

まつ男がやたらと容器を振り回していたので憐れになりました。

彼らには、広い世界で残りの虫生を楽しんでいただきたいと思っています。
Posted by ばんまつり at 2017年09月11日 22:23
バッタさん逃したんですね、家で飼うのは難しそうですよねー

人口比率の件、記事にまでして頂いて感激です!

↑のコメント、具体的に書いてしまったので一応非公開にしていただけると助かりますm(._.)m
Posted by がむ at 2017年09月11日 00:37
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