スペクトラムというのは、英語で連続体・分布範囲のことを指します。
自閉症と言うのは、こっからここまでが自閉症で、こっからここまでが普通の人だよ、とパッキリ決まっているわけではなく、自閉傾向が強い・弱いによって診断名が違ってきたり、社会に適応できるかが異なってくるんです。
昔、クラスに一人はいたなんか変な子。
友達と上手く遊べなかったり、落ち着きがなかったり、何かについて異常にこだわったり(図鑑の虫の名前を全部覚えているとか)という子供は、今は自閉症スペクトラム障害や発達凹凸として、今後の生活で苦労をしないように色々と支援を得られるようになっています。
で、この自閉症スペクトラムと同じように、自己愛に関しても自己愛スペクトラムがあると、個人的に感じています。
図にするとこんな感じですね。
自己愛があまりにも強すぎると、社会でまともに生きて行けず、入院加療が必要な【自己愛性人格障害(重症)】レベルになります。
次に自己愛が強い【自己愛性人格障害】は、社会には出ていますが、やはり適応できていない部分がモラハラやDVやいじめなどに現れるのだと思います。
そして、次の【なんかこの人付き合いにくいなと感じる人】。
自己愛性人格障害とまでは言えなくとも、なんか一緒にいるとモヤっとすることがある、とか、なんかこっちを見下しているように感じる、という人たちです。
この人たち、普段は一般人のような感じなのですが、「先輩が馬鹿にしてたから俺も馬鹿にしよう」とか、「この人は絶対に反論してこないからいいや」とかいう感じでちょいちょい自己愛的な言動が出てくるのです。
なお、この【なんかこの人付き合いにくいなと感じる人】は、【自己愛性人格障害者】と上手くやっていける人でもあります。自己愛が強いもの同士で同調出来るのかもしれません。
で、世の中にはとても優しくて人に対して絶対に反論しないような人がいるじゃないですか。
そういう人って、【自己愛性人格障害者】のターゲットになるのはもちろん、この【なんかこの人付き合いにくいなと感じる人】の被害者にもなってしまうのではないかと思います。
だから、「世の中自己愛だらけだわ…」と感じる人は、その優しくて反論できそうにないキャラを変えてみるのも良いかもしれません。
なお、自己愛の存在する割合は日本人全体の何パーセントか、という話で言えば、経験上5%くらいかな、と思います。
クラスに1人くらいかな?って感じです。
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