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2023年10月15日
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JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ第2戦@マツダ 広島4−2横浜DeNA 西川選手先制弾!末包選手もソロ弾!田中選手決勝タイムリー!秋山選手ダメ押し犠飛!2連勝でファイナルステージ進出決定!
広島・田中が代打でCSファイナルS進出打!何度も雄叫び「うれしくて気持ちが爆発してしまいました」
10/15(日) 16:47配信
スポニチアネックス
<広・D>8回無死満塁、代打・田中は右前に勝ち越しの適時打を放つ (撮影・奥 調)
◇セ・リーグ クライマックスシリーズ ファーストS第2戦 広島4−2DeNA (2023年10月15日 マツダ)
「2023 JERA クライマックスシリーズ(CS)セ」は15日、3試合制のファーストステージ(S)第2戦がマツダで行われ、広島が連勝で突破を決めた。阪神とのファイナルSは18日から甲子園(午後6時開始)で行われる。
同点の8回に代打で決勝打となる右前打を放った田中広輔内野手(34)は「みんなでつかんだ勝利」とお立ち台で汗を拭った。そして、打った瞬間から一塁ベース上まで何度もガッツポーズを見せたことについて聞かれると「本当にね…うれしくて気持ちが爆発してしまいました」と笑顔。真っ赤に染まったマツダのファンから割れんばかりの拍手と歓声を浴びた34歳は「必ずまた戻ってきます!」と高らかに宣言した。
球団レジェンドの山本浩二元監督と大リーグ・カブスの鈴木誠也の始球式に力と勢いをもらった広島打線は初回、相手先発左腕・今永から3番・西川がポストシーズン自身初となるソロを右翼席に叩き込み先制。その後、両軍得点できないまま迎えた6回には代打・末包が、再び今永から西川に続くポストシーズン1号ソロを左翼席上段に放ち貴重な2点目を奪った。
先発の森下は5回1/3を82球を投げ無失点と力投。2番手・大道も2/3を無失点に抑えたが、7回に3番手としてマウンドに上がった中崎が先頭の宮崎、続く大和に連打を浴びピンチを招くと、代わったターリーが関根に左前打、ソトに中犠飛を許し同点に追いつかれた。
しかし、同点の8回に先頭の菊池が相手4番手・上茶谷から左前打を放ち出塁。野間もバットの席に当たったボテボテの遊ゴロで全力疾走。内野安打でチャンスを拡大し、西川の送りバントで相手野選を誘い満塁に。代打・田中が新井監督の起用に応える右前打を放ち勝ち越しに成功した。秋山も左犠飛で加点。終盤に2点のリードを奪った。
9回は守護神の栗林がきっちりと締め連勝。新井采配がズバリとハマり、2戦ともリーグ2位の底力をDeNAに見せつけ阪神とのファイナルSに駒を進めた。
今日の第2戦も、1点を争う好ゲームが展開されました。しかし、最後はやはりホームアドバンテージのある我らが広島東洋カープが押し切りました。ナイスゲームでしたね。
打線は1回裏、DeNA先発の今永投手に対し、2アウトから西川選手がフルカウントからライトスタンドへソロホームランを放ち、1−0と先制しました。ドリヨシは昨日、2戦目はDeNA今永投手の立ち上がりに課題があるので、1回裏がポイントだと言いましたが、まさにその通りになりました。この西川選手の先制弾はチームにとって大きかったですね。
その後はカープ先発の森下投手、DeNA今永投手の投げ合いで、前半まで1−0のままで試合は膠着状態になりました。
そして打線は6回裏、先頭の大道投手の代打末包選手が、カウント1−0からレフトスタンド上段に飛び込むソロホームランを放ち、2−0とリードを広げました。末包選手ついに覚醒かと思わせる程の素晴らしい当たりでした。ファイナルステージでも行けそうな感じがします。その後2アウト満塁と追加点のチャンスでしたが、DeNAは伊勢投手、エスコバー投手を注ぎ込み、追加点とはなりませんでした。
その直後の7回表、DeNAが反撃します。この回、マウンドには3番手に矢崎投手だろうと思ったところが、中崎投手が上がりました。矢崎投手は発熱で「特例2023」により抹消されたそうで、急きょ中崎投手が登板となりました。しかし、先頭のDeNA宮崎選手、大和選手に連打を浴び、DeNA山本選手の送りバントで1アウト2、3塁とピンチを背負いました。カープベンチはここで中崎投手からターリー投手にスイッチしました。が、続くDeNA関根選手にレフト前にタイムリーを浴びて2−1。さらにDeNA代打ソト選手にセンターへ犠牲フライを許し、2−2の同点に追いつかれました。DeNA関根選手にタイムリーを打たれたのは想定外だったかもしれません。しかし、なおも2アウト2塁の場面でしたが、DeNA林選手を空振り三振に仕留め、勝ち越しは許しませんでした。
1点勝負の雰囲気になってきた8回裏、DeNAは7回から登板していた上茶谷投手を続投させます。先頭の菊池選手がレフト前ヒット、野間選手がショートへの内野安打で1、2塁。続く西川選手の送りバントをDeNA上茶谷投手の野選を誘いノーアウト満塁の大チャンスを迎えます。ここでカープベンチは矢野選手の代打に田中選手を送ります。田中選手はライト前へタイムリーを放ち、ついに3−2と勝ち越します。田中選手も気合いが入っていたようで、雄叫びを上げながら1塁へと走りました。思わずドリヨシも雄叫びを上げてしまいました。ここでDeNAは石川投手にスイッチします。続く小園選手は空振り三振に倒れて1アウト満塁になりましたが、続く秋山選手がレフトへ犠牲フライを放ち、4−2とリードを広げました。
そして9回表、守護神の栗林投手が登板しました。DeNA代打藤田選手をライトフライ、山本選手を見逃し三振に仕留め2アウト。DeNA関根選手にヒットを許すも、最後はDeNAソト選手を見逃し三振に取り、試合が終わりました。
チームはCSファーストステージを2連勝で突破しました。ファーストステージを勝ち上がったのは2013年以来10年ぶり2度目となります。ファイナルステージで戦うのは2013年、2016年〜2018年に次いで5年ぶり5度目です。2016年と2018年は日本シリーズ進出、2013年と2017年は敗退と突破率は50%です。
ファーストステージでの2位球団の突破は昨年のソフトバンクに続いて通算16度目で、セ・リーグでは2015年の読売以来8年ぶり7度目です。
無傷の2連勝でのファーストステージ突破は昨年のソフトバンクに続いて通算14度目です。セ・リーグの2位では、2007年の中日以来16年ぶり2度目です。
末包選手の6回に放った代打ホームランについて、プレーオフ、CSでの代打ホームランは2019年ファーストステージ第2戦のDeNA乙坂選手以来4年ぶり15人目となります。広島の選手では2013年ファーストステージ第1戦の岩本選手以来10年ぶり2人目です。
さあ、次はいよいよファイナルステージです。18日から甲子園でセ・リーグ優勝の阪神と戦います。
このファーストステージでのカープの選手は皆かなり集中しています。まさに「がむしゃら」に戦い、試合を重ねるごとに強くなっているように感じます。なので、選手の皆さんは玉砕覚悟で阪神に当たってくれるものと思います。
とりあえず明日あさっては試合がないので、ファイナルステージへの準備を整えて、甲子園に乗り込んで欲しいですね。