2023年01月16日
大瀬良投手がキャンプまでに投げ込み増量へ!
広島・大瀬良 フル回転計画 月内ブルペン入り→投げ込み量増 2桁星&規定回超えへ
1/16(月) 6:00配信
デイリースポーツ
新人のあいさつを、笑顔で聞く大瀬良。左は秋山(撮影・田中太一)
広島の新人10選手と、2年目以降の選手が参加する合同自主トレが15日、大野練習場で始まった。参加した大瀬良大地投手(31)が練習を公開し、シーズン中に離脱を重ねた近年の反省から、今オフは調整法を変更する考えを明かした。1月中にブルペン入りし、キャンプでも投げ込む量を昨年より増やす構えだ。ガス欠を避けるべく“フル回転計画”を進める。
仲間との久々の対面に、笑みがこぼれた。新たに加わった若鯉たちの姿に、初心を思い返す。新人を含め、計32人が集まった合同自主トレ初日。キャッチボールなどで調整した大瀬良は「みんな元気そうにしていたし、新人の子たちも元気よく動いていた。懐かしさを感じながら元気にできれば」と新鮮な気持ちを抱き、今後の自主トレに意気込んだ。
シーズンまでに歩む道筋も、明確に描かれている。着手するのは長丁場を戦い抜くための土台作り。昨年は1月中、一度もブルペンに入らずキャンプインを迎えた。キャンプでのブルペン投球の球数も、計500〜600球にとどめていた。
例年、キャンプでは1000球前後を投げ込む。昨年に球数を抑えたのは「シーズンに入るまでの球数をあえて少なくして、シーズン中に体力を残しておきたい」という意図があった。だが6月に入り「ガス欠というか苦しくなってきて、投げるスタミナや体のメカニック的な部分も、体力的に付いてきていなかった」と振り返る。
実際、5月下旬から3試合連続で黒星を喫し、7、8月には6試合続けて未勝利も経験。20年からの3年間はいずれもシーズン途中に2度、コンディション不良や不調で出場選手登録を抹消された。
不完全燃焼で終わらないためにも、今年は“フル回転計画”を遂行。「ある程度、数を投げて下地をしっかり作っていかないと」と今月中に立ち投げで2、3度のブルペン入りを予定し、キャンプの投げ込みも昨年より増やす考え。昨年末からの増量で現在の体重は約94キロ。昨季の最も軽い時期より7、8キロ重いが「球も例年か例年より、いいかなという感じ」と力強さに手応えがある。
人一倍、走り込む“大瀬良流”の調整も、体重の減少を考えて今年は控えめ。しかし「人よりすごく走っていたので、人並みに走れれば問題ないかなと。若い子よりは元気に走れている」と周囲の不安を拭い去った。
「ローテーションを守れれば2桁(勝利)と規定(投球回)は超えていかないといけない。いいジャンプができると信じて、がんばります」。働き盛りの31歳は今年こそ、1軍マウンドを守り抜く。
◆2年目以降の選手による合同自主トレ参加メンバー
【投手】大道、森浦、大瀬良、森、森下、栗林、中崎、ケムナ、一岡、高橋、島内、アドゥワ、藤井、玉村、中村祐、新家、坂田
【捕手】磯村、高木
【外野手】秋山、野間、宇草
昨季の大瀬良投手は、チームの勝負所の夏場にスタミナ切れとなり、上体だけで投げるような感じになりました。
この自主トレと春のキャンプで、投げ込む球数を増やして、シーズン通してしっかりピッチングが出来るように工夫することになりました。
新井監督は昨季の大瀬良投手をはじめ、先発投手陣の夏場のスタミナ切れを把握しているようで、夏場の先発投手には、ある程度投げたらリリーフ投手にリレーさせて、先発投手陣に負担をかけさせないようなニュアンスでコメントしていました。ドリヨシもこの方針には賛成です。夏場の暑さは尋常ではなく、選手の皆さん、とりわけピッチャーは体力をかなり消耗すると思われるので、分業するのは妥当な判断だと思います。その中で、大瀬良投手には今季二桁勝利、最高勝率目指して頑張って欲しいですね。
やはり、カープのエースは大瀬良投手ですから、今季はしっかり先発投手陣を引っ張って欲しいと思います。
會澤選手が最長7日間の護摩行を敢行!今季にかける強い決意を新たに!
【広島】会沢翼、過去最長7日間の苦行に耐えた「今年に懸ける思い強い」例年3日間…護摩行で炎と格闘
1/16(月) 17:25配信
スポーツ報知
マツダ室内で自主トレした広島・会沢翼
広島の会沢翼捕手が16日、マツダスタジアムで選手会の合同自主トレに参加した。年明けは鹿児島・最福寺で毎年恒例、今年で7年連続7度目となる護摩行に取り組んだ。例年は3日間ながら、今年は14日まで7日間、炎と格闘する日々を送ったという。「護摩行をやって野球がうまくなるとは思わないけど、正直、今年に懸ける思いというのは僕はやっぱり強い。心も体もより一層、気が入った」と決意を新たにした。
合同自主トレ2日目からの合流となったベテラン捕手。「1週間、護摩行をしていた」と明かした。今年も当初は3日間の予定だったが、池口恵観大僧正から「僕と一緒に自主トレやろうか」と提案されたという。「『もうちょっと頑張りなさい』という意味も込めて言ってくれたのかなと思う」と過去最長の苦行に耐え抜いた。
約1時間半にわたって目の前の400度近い炎と向き合う護摩行。17年に当時現役だった新井監督に弟子入りする形で初参加。「僕には必要な行」と新井監督の引退後も毎年欠かさず続けてきた。「正直、一番きつかった。本当に苦しかったけど、なかなか(7日間も)出来ることじゃない。ああいう苦しい行を長くできたということは、メンタル的な部分ですごく良かった」と振り返った。
今季は打線の中軸を担う坂倉が捕手に専念する。自身は昨季79試合で先発マスクをかぶったが、打率2割7厘、3本塁打と不本意な成績に終わった。だが、簡単に正捕手の座を明け渡すつもりはない。「その気持ちがなかったら野球選手ではない。いろんな方々にハッパをかけられている。やってやろうじゃないかと僕自身が思っている。負けないぞと思っている」と力を込めた。
池口大僧正からは「新井監督を優勝させないといけない」とゲキを飛ばされたという。新井監督が引退した18年以降、リーグ優勝から遠ざかっている。チームを支える立場として「優勝をするためには、やっぱり一人一人がいい成績を残していかないとダメ。一人だけが活躍しても優勝は絶対にできない。チームワークでみんなで立ち向かっていく」。その思いで正念場の17年目シーズンへと向かう。
報知新聞社
會澤選手の今季にかける思いがどれだけ強いかがよくわかります。毎年恒例の鹿児島県最福寺での護摩行は通常3日間ですが、最福寺の池口恵観大僧正から護摩行の延長をすすめられ、7日間熱い炎と向き合い、耐え抜きました。
會澤選手には新井監督からも、捕手の競争に勝ち抜くように言葉があったようです。ドリヨシも、今季の會澤選手には期待しています。シーズンフル出場とはいかないかもしれませんが、100試合は出場して欲しいですし、守備では扇の要としてしっかりリードして、打撃では以前のようなここぞと言う時の勝負強いバッティングが出来るように応援したいと思います。
會澤選手が以前ヒーローインタビューで言っていた「心は熱く、頭は冷静に」の言葉はドリヨシの記憶に鮮明に残っています。今季の活躍を祈っています。
「いざ大空へ翔ばたけ 熱い思い乗せ 勝利へ導く一打 決めろよ翼」