2019年06月13日
3回戦@札幌ドーム 広島2−2北海道日本ハム(延長12回規定により引き分け) 10回勝ち越すも同点に追い付かれドロー。選手に疲れのみ残る残念な試合。
広島が延長十回に勝ち越し 鈴木誠也が押し出し四球で1点もぎ取る
6/13(木) 21:29配信
延長10回広島2死満塁、押し出しの四球を選んだ広島・鈴木誠也(左)=札幌ドーム(撮影・出月俊成)
「交流戦、日本ハム−広島」(13日、札幌ドーム)
広島が延長十回、2死満塁で鈴木誠也が押し出しの四球を選び、勝ち越しの1点をもぎ取った。
1−1でもつれこんだ延長十回。先頭の小窪が二塁打を放つと、田中広のバントが失策を誘い、無死一、三塁に。田中広が二盗を決めたため、1番長野は敬遠となり満塁になった。
ここで日本ハムは公文から玉井に投手を交代。菊池涼、バティスタと打ち取られたが、鈴木はフルカウントから四球を選び、勝ち越しに成功した。
今日は打線にあと1本出ていたら、こんなに延長で苦しむ展開にならなくて済んだはずです。打線は重症ですね。
打線は1回表、日本ハム先発の加藤投手から、先頭の長野選手がライトフェンス直撃の3ベースで出塁すると、続く菊池涼介選手がセンター前へタイムリーを放ち、1点を先制しました。続くバティスタ選手は四球でノーアウト1、2塁と追加点のチャンスだったのですが、鈴木選手はファーストファールフライ、西川選手はセンターフライ、會澤選手はファーストフライでチャンスを潰しました。打線の低調さはここにも現れています。
広島先発の山口投手は今日は良い方のピッチングが展開できました。しかし、2回裏、四球とヒットと送りバントで1アウト2、3塁とされ、日本ハム横尾選手にライトへの犠牲フライを打たれ、1−1の同点に追い付かれました。この回の先頭バッターに四球を与えたのが痛かったですね。
それでも山口投手は粘りのピッチングを展開し、5回78球を投げて2安打1失点の上々の出来でした。来週のロッテ戦も先発いける感じですね。広島は6回から中村恭平投手、一岡投手、レグナルト投手とつないで、日本ハム打線を無失点に抑えました。
しかし、打線は元気なく、追加点も取れないまま、試合は延長戦に入りました。
延長10回表、広島に大チャンスが到来しました。日本ハム6番手公文投手から、先頭の小窪選手が左中間への2ベースで出塁。田中選手が送りバントも日本ハム公文投手がファンブルしてノーアウト1、3塁に、田中選手が2塁へ盗塁し、長野選手が申告敬遠でノーアウト満塁の大チャンスがやってきます。ここで日本ハムは7番手の玉井投手が登板しました。しかし、菊池涼介選手がサードゴロ。バティスタ選手もサードゴロで2アウト満塁となり、少しヤバい雰囲気が漂ってきました。続くバッターは鈴木選手です。鈴木選手はなんとか粘ってフルカウントから四球を選び、押し出しで2−1と、待望の勝ち越し点が入りました。なお満塁のチャンスでしたが、西川選手はレフトフライに倒れ、1点止まりで終わりました。
10回裏、広島は抑えのフランスア投手が登板し、逃げ切りに入りました。しかし、先頭の日本ハム西川選手が右中間への2ベースで出塁。1アウト後、王選手にレフトオーバーのタイムリー2ベースを浴びて、2−2の同点に追い付かれました。逃げ切りは失敗に終わりました。
結局その後両チーム決定打が出ず、2−2で引き分けました。1回と10回、大量得点のチャンスがありましたが、あと1本が出ない、なんとも歯がゆい攻撃でした。クリーンアップにヒットが出なかったのが、今日こんなに苦戦した原因だったと思います。しかし、投手陣は踏ん張りました。よく頑張ったと思います。ただ心配なのは、この札幌の3連戦はタフな試合が続いたので、選手の皆さんがかなり疲労がたまっているのではないかと…。明日からは移動ゲームで楽天との3連戦ですし、大丈夫でしょうか。
明日の先発は床田投手です。できるだけ長いイニングを投げて欲しいですね。前回ソフトバンク戦では不甲斐ないピッチングでしたので、リベンジに燃えているはずなので、ナイスピッチングに期待しましょう。楽天は辛島投手です。前回中日戦では3回4失点KOになっています。明日は右バッターがカギでしょうから、長野選手、バティスタ選手、鈴木選手あたりがしっかり捕らえて欲しいですね。