2018年11月30日
さらば、丸佳治。
<プロ野球>丸、巨人移籍 広島に痛手 引き留めかなわず
11/30(金) 19:50配信
2年連続セ・リーグMVPに輝いた「不動の3番打者」の巨人移籍は、3年連続リーグ制覇と黄金期を迎えた広島にとって大きな痛手だ。最大限の条件を示して丸の引き留めに全力を注いだが、阪神入りした金本知憲、新井貴浩、メジャーに挑戦した黒田博樹らに続き、またもチームの顔が球団を去ることになった。
「FAは奪われるばかり」とは、赤ヘルファンの恨み節である。振り返ると1993年オフから導入されたFA制度で広島は丸を含めて9人が移籍した一方、獲得者は一人もいない。今回も松田元オーナーは丸のFA宣言後の残留を認めつつも、「マネーゲームには参加しない」と宣言。巨人やロッテが広島の提示を上回る条件を示しても交渉内容の再検討はしなかった。球団の資金力の差もあるだろうが、背景には常に手元の戦力でいかに戦うかを考え、補強よりも育成に注力してきた球団の伝統がうかがえる。主力を失っても、選手層の厚さや若手の育成でカバーするのが広島らしさといえる。 2003年に金本が阪神へFA移籍した際には翌年、外野に定着した嶋重宣が首位打者を獲得したケースもあり、FAによる痛みをチャンスに変えてきたのも事実。鈴木清明・球団本部長は「FAは(選手を)失う覚悟で臨んでいる。穴は簡単に埋まらないが、競争が生まれカバーできる」と話す。来年以降も主力のFA権取得が続く広島だが、丸の移籍を変革の機会と捉えたい。【田中将隆】
広島・緒方監督 カープを離れてしまうことは大変残念。ただ、これもプロ野球選手としての権利なので決断を尊重したい。今までチームの中心選手として3連覇に大きく貢献してくれたことを本当に感謝している。
広島・松田元オーナー 選手の権利であり、丸選手の決断を尊重したい。球団初のリーグ3連覇に大きく貢献してくれた。球団としても大変感謝している。巨人はライバル球団になるが、今の段階では、エールを送りたい。
よりによって読売へ移籍するとは…。ドリヨシとしては残念と、情けないの気持ちで一杯です。カープファンの皆さんはいろいろな心境をお持ちでしょうが、ドリヨシ個人の思いは、読売丸選手の姿を見たくないですし、カネで動いたのならば、彼を軽蔑の念で見ざるを得ません。また、高額な金額で他球団の主力選手を引き抜くこの金満球団こそ、ドリヨシが許し難いところです。FA制度は選手に与えられた権利ですから、この点についてはドリヨシは言及しませんが、権利を行使する場合は、我々ファンがいる事を念頭に置いてして欲しいですね。
来季レギュラーシーズン開幕戦はマツダスタジアムで読売との3連戦です。必ず開幕3連勝しましょう!そして読売を破ってリーグ4連覇を成し遂げようではありませんか!そして野球はカネでは強くなれない事を証明してみせようではありませんか!
さらば、丸佳治。あなたが金満球団の中でプレッシャーに押し潰される姿は見たくはありませんが…。
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丸選手、読売へ移籍へ。
FA宣言の丸、巨人入り決断!悩み抜き新天地へ 原監督直接出馬で心揺さぶられた
11/30(金) 3:00配信
広島から国内フリーエージェント(FA)権を行使した丸佳浩外野手(29)が巨人に移籍する意思を固めたことが29日、分かった。2年連続セ・リーグMVPに輝くFA市場最大の目玉。最後まで広島愛とのはざまで揺れ動いたが、最も高い評価で誠意を示した新天地への挑戦に、第二の野球人生を懸ける決断を下した。30日に正式表明する。
丸はこの日、都内で開かれたゴールデングラブ賞の表彰式に出席。セ・リーグ外野手トップの得票での6年連続受賞に「センターラインは守備で重要なポジション。(中堅手として)連続で獲り続けられるのはうれしい」と表情を緩めた。去就の結論はまだか?の問いには「はい」と答えていた。
それから数時間後の急転直下の決断。26日の広島選手会納会に参加した際「今月中には結論を出したい」と語っていた通り、野球人生最大の岐路に立ってぎりぎりまで考え抜いた末に出した答えは、巨人への移籍だった。
FA市場最大の目玉を巡っては、出身地・千葉のロッテが22日の交渉で6年24億円超と井口監督がつける背番号6を提示。2日後の24日に交渉した巨人からは、5年30億円超に及ぶ破格の条件に加え、原監督が現役時代につけた背番号8を提示された。
06年の小笠原道大以来、12年ぶりにFA交渉に出馬した原監督からは、心に響く言葉も掛けられた。「ジャイアンツに新しい血を入れてくれというか、カープのいいものを持ち込んでほしいというお話を頂き、うれしかった」と話していた。
ただ、最初から移籍ありきだったわけではない。「11年前(07年ドラフト会議)に指名してもらい、こんな下手クソをここまで成長させてもらった。カープには本当に感謝している」は本音。広島では過去最高の4年17億円を提示され、宣言残留をも認められたことから、その線で交渉を進めてきた。
それでも、希望する条件との開きは最後まで埋まらなかった。連続MVP受賞者の流出は広島には痛手だが、リーグ3連覇に大きく貢献し、自力で勝ち取ったFA権を行使しての移籍は、丸にとって新たな挑戦でもある。
プレー環境が激変するのを承知で下した重い決断。今季39本塁打を記録した球界屈指のスラッガーは野球人としてさらなる成長を誓い、新天地に第二の野球人生を懸ける。
◆丸 佳浩(まる・よしひろ)1989年(平元)4月11日生まれ、千葉県出身の29歳。千葉経大付から07年高校生ドラフト3巡目で広島入り。4年目の11年から1軍に定着して13年盗塁王、17年最多安打、18年最高出塁率のタイトルを獲得。チームのリーグ3連覇に貢献し17、18年MVP。ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞6度。1メートル77、90キロ。右投げ左打ち。
正直ショックです。残念でなりません。よりによって読売に移籍するとは…。
来季開幕しても、しばらくは違うユニフォームを着た彼の姿を見ることができないと思います。「昨日の友は今日の敵」ですか…。来季のレギュラーシーズン開幕戦はマツダスタジアムで読売戦です。我々ファンはどういう反応になるのでしょうか…。
しかし、広島東洋カープは若い戦力が育って来ています。そして、野球は1人でするものではありません。広島は総合力ではリーグでトップであることは変わりないと思います。来季は読売を破ってリーグ優勝を決めましょう!
さらば、丸佳治。