2018年07月20日
14回戦@マツダ 広島10−9読売(延長10回サヨナラ) 下水流選手土壇場で逆転サヨナラ2ラン!被災地に勝利届ける!
【試合結果】広島・下水流が劇的サヨナラ逆転2ラン
7/20(金) 22:33配信
(セ・リーグ、広島10x−9巨人=延長十回、14回戦、広島10勝4敗、20日、マツダ)広島は1点を追う延長十回二死一塁、途中出場の下水流がマシソンから右翼ポール際にサヨナラ逆転2ランを放ち、乱打戦を制した。巨人は一時7点差をつけられながら逆転したが、痛い黒星。連勝は7で止まった。
広島は野村、巨人は山口俊が先発したマツダの夜。広島は一回二死一、二塁と好機を作ると、野間の左前適時打で先制。さらに二死一、二塁で安部が右越え2号3ランを放ち、4−0とした。広島は二回二死二塁、丸の右翼線適時打で追加点を加えると、さらに二死二塁から松山が右中間スタンドへ9号2ランを放ち、7−0とした。
巨人は四回一死一、二塁で陽岱鋼が左中間スタンドへ5号3ランを放ち、3点を返した。さらに巨人は五回、マギーの左越え11号3ランで1点差に詰め寄った。
広島は、六回一死三塁で、丸が中前適時打を放ち、8−6とリードを広げた。巨人は粘る。七回無死二、三塁と好機を作ると、吉川尚が中前2点打を放ち、ついに同点に追いついた。
同点の七回、巨人・上原が3番手として登板。1回10球を投げ、1安打無失点に抑え、日米通算100ホールドを達成。上原はこれで日米通算134勝、100ホールド、128セーブとなり、日本球界初となる「100勝&100ホールド&100セーブ」の「トリプル100」を達成した。
試合は8−8のまま、延長に突入。巨人は十回、先頭の岡本がこの回からマウンドに上がった6番手・ジャクソンから左翼ポール際に17号勝ち越しソロを放ったが、十回に登板したマシソンが痛恨の一発を浴びた。
すごい展開の試合になりました。今日の試合は今季のベストゲームの一つになるくらい、劇的な試合でした。
初回、広島は読売先発の山口投手を攻め、野間選手がレフト前に先制のタイムリーで1−0。さらに安部選手がライトスタンドへ3ランホームランで4−0とします。
さらに2回、丸選手がライト線へタイムリー2ベースで5−0。続く松山選手がライトスタンドへ2ランで7−0とし、完全に広島ペースになりました。
と思いましたが、広島先発の野村投手がピリッとしません。4回、読売陽選手に3ランを浴びて7−3とされ、さらに5回には読売マギー選手に3ランを浴び、7−6と1点差に詰め寄られました。陽選手のホームランは初球の甘い球で、マギー選手のホームランも初球の甘い球でした。あまりにも、あまりにも不用意な1球でした。野村投手のクラスならば、これらの不用意な1球は投げてはいけません。エースと呼ばれないのはこういうところにあると思います。
打線は6回裏、丸選手がセンター前へタイムリーで8−6とリードを広げます。
しかし、7回表、3番手のフランスア投手から、読売吉川尚輝選手がセンター前へ2点タイムリーを放ち、8−8の同点に追い付かれました。痛かったのはこの前、読売長野選手のセカンドゴロの当たりを菊池選手が送球エラーをして、ノーアウト2、3塁とピンチを広げてしまったところでした。菊池選手はこれが今季初の失策になりました。しかし、いつも素晴らしい守備で助けてもらっているので、仕方ないですね。
試合はこのまま延長戦に入り、10回表、広島6番手ジャクソン投手から、読売岡本選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて、8−9とリードされました。岡本選手はアウトコースの球に合っていない状態があるなかで、カウント3−1から真ん中インコース寄りのストレートを痛打されてしまいました。完全に配球ミスだったと思います。
敗色濃厚かと思われた10回裏、1アウト後、菊池選手が四球で出塁しました。しかし、続く丸選手はショートフライで2アウトになり、打席には途中出場の下水流選手が入りました。ドリヨシ的にはここはもうホームランしかないと思っていましたが、カウント0−1からの2球目をコンパクトにスイング。打球はぐんぐん伸びてライトスタンドへ飛びこみました。劇的な逆転サヨナラ2ランとなりました。ドリヨシは思わず飛び上がりました。今日の試合展開から、もし落とすような事があれば、ショックは大きいし、読売にさらに勢いがついて、明日以降の試合がヤバいことになるところを下水流選手が全部救ってくれました。下水流選手、ありがとう!被災地へ元気と勇気をありがとう!
さて、明日はエース対決です。広島先発は大瀬良投手です。前回読売戦では6回3安打2失点ながらも敗戦投手となりました。読売菅野投手との投げ合いで、読売坂本選手に痛い2ランを浴びてしまいました。明日はリベンジに燃えているに違いありません。炎の投球を期待しています。読売は菅野投手です。ドリヨシ的には、なんとかマツダスタジアムでの連敗を止めるべく、かなりのプレッシャーを感じながらのピッチングになると思うので、打線は漬け入る隙はあると思います。明日も勝って、カード勝ち越しを決めましょう。